この記事では、「懐かしい」と「エモい」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「懐かしい」とは?
過去を思い出して、心が強く惹かれている状態を「懐かしい」【なつかしい】といいます。
「学生時代が懐かしい」といえば、気が合う同級生と机を並べて勉強したり、運動して汗を流したその当時を思い出して昔に戻って浸るのです。
また、「懐かしい曲」といえば何度も耳にして楽しみ、思い出せば楽しいと思います。
このように、自分にとって魅力に感じ、心を動かされる場面や人、曲などを表すとき使うのです。
「エモい」とは?
とても心が揺れてしまうほど懐かしい、嬉しいといった感情を表すのが「エモい」です。
なんともいえぬ美しい光景や自然の美、人々の様子を見たときの気持ちを若者がSNSや掲示板、メールに投稿します。
1つの言葉として確立していて、若者の間では美しい画像を共有したり、悲しい気持ちを分かち合うといった場面で使うのです。
主に、哀愁や感傷といったものが伝わるとき使われています。
「懐かしい」と「エモい」の違い
ここでは「懐かしい」と「エモい」の違いを、分かりやすく解説します。
強く心に残り、いつまでも忘れず離れがたいことを「懐かしい」といいます。
「懐かしい光景」といえば、自分が過去に見た場面が蘇り、心が和む様子を指すのです。
もう一方の「エモい」は心が揺さぶられるほどの懐かしさや悲しい気持ち、幸せに感じるものを見たときに感じる気持ちを伝える場面で使います。
主に、心が掴まれるほど素敵と感じる光景や画像、物を見たときに使う感情表現です。
「懐かしい」の例文
・『野球部員と落ち合って球投げすると、懐かしい気持ちになった』
・『友人とよく行った公園の前に立つと懐かしい思いが蘇る』
「エモい」の例文
・『今日の舞台はいつもより俳優陣の演技がエモい』
・『昭和歌謡曲の中でもエモい演歌に酔いしれた』
まとめ
胸が熱くなるほど心が揺れるものを例えるとき使われています。
ただ、「エモい」は若い人達の間で使われていて、「懐かしい」は幅広い世代で使われていると覚えておくといいでしょう。