この記事では、「それから」と「そこから」の違いを分かりやすく説明していきます。
「それから」とは?
前に述べた事柄に続き、後に述べる事柄が起こることを意味する言葉です。
前の事柄と後の事柄の間には、原因と結果、理由と結論、目的と手段などの関係があると考えられます。
一般的に、「それから」は、日常生活でよく使用される言葉だと言えるでしょう。
「そこから」とは?
前に述べた事柄が、後に述べる事柄の起点や、基準になることを意味する言葉です。
前の事柄と後の事柄の間には、時間や場所、状況や段階などの関係があると考えられます。
一般的に、「そこから」は、特定の事柄を指し示す際に使用される言葉だと言えるでしょう。
「それから」と「そこから」の違い
「それから」と「そこから」の違いを、分かりやすく解説します。
「それから」は、前に述べた事柄に続いて、後に述べる事柄が起こることを表現する接続詞です。
その一方で、「そこから」は、前に述べた場所や状況を起点として、後に述べる事柄が起こることを表現する副詞です。
つまり、「それから」と「そこから」の違いとしては、前の事柄が「理由」か「起点」かという点にあると考えられます。
また、「それから」は時間的なつながりを表すことが多いのに対し、「そこから」は空間的なつながりを表すことが多いと言えるでしょう。
「それから」の例文
・『昨日は仕事が遅くまで終わらなかった。それから家に帰ってすぐに寝た』
・『昨日はベロベロに酔っ払っていたので、それからのことは覚えていません』
「そこから」の例文
・『電車で中継地点の駅に着き、そこからはバスに乗った』
・『そこからの彼の行方を知る者は誰もいない』
まとめ
「それから」と「そこから」は、似たような意味をもつ言葉ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。
「それから」は、前に述べた事柄に続いて、他の事柄が起こることを示す際に使用する言葉です。
その一方で、「そこから」は、前に述べた場所や状況から、他の場所や状況に移ることを示す際に使用する言葉です。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。