この記事では、「提出」と「提示」の違いを分かりやすく説明していきます。
「提出」とは?
書類や資料などを、必要な場所や人に渡すことを意味する言葉です。
提出したものは、一時的に、もしくは永久的に手元から離れると考えられます。
また、提出する相手は、教師や上司、役所など、権威のある人や、組織であることが多いと言えるでしょう。
「提示」とは?
必要なものを差し出して見せることを意味する言葉です。
提示したものは、すぐに手元に戻ります。
また、提示する相手は、相手方や第三者など、関係のある人や、組織であることが多いと考えられます。
さらに、提示することによって、何らかの問題や条件を相手に伝えることが想定されます。
「提出」と「提示」の違い
「提出」と「提示」の違いを、分かりやすく解説します。
「提出」とは、書類や資料などを、ある場所に差し出すことを表現する際に使用する言葉です。
その一方で、「提示」とは、問題や条件などを、相手に差し出して見せることを表現する際に使用する言葉です。
つまり、「提出」は単に「出す」という意味で、「提示」は「見せる」という意味が含まれるという点で違いがあります。
「提出」の例文
・『彼女は期限内にレポートを提出できなかったので、単位を落としてしまった』
・『このイベントに参加するためには、事前に申請書を提出しなければならない』
「提示」の例文
・『金額を提示すると、相手は納得してくれた』
・『この会場に入るためには、事前に入場券を提示してください』
まとめ
「提出」は、書類などを相手に渡すことを表現する言葉です。
その一方で、「提示」は、必要なものを差し出して見せることを表現する言葉です。
このように、「提出」は自分の手元から相手の手元に移ることを意味し、「提示」は自分の手元に戻ってくることが多いと考えられます。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。
