「数年先」と「数年後」の違いとは?分かりやすく解釈

「数年先」と「数年後」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「数年先」「数年後」の違いを分かりやすく説明していきます。

「数年先」とは?

「数年先」とは?

「数年先」とは、今この時から、2~3年先のことを言う言葉です。

「全部作業が完成するのは数年先だな」「引っ越すのは数年先のことだが、今から断捨離をしておこう」などと使います。

未来のことを予測する時などは「数年先」という言い方の方が合っています。

「この地域の開発が進み、数年先にはもっと家が増えるだろう」「数年先にはもっと普及できるように努力を続けています」などと言い表します。

「数年後」とは?

「数年後」とは?

「数年後」とは、ある時から2~3年経つことを言います。

「卒業してから数年後、彼らは結婚した」「この支店に来てから数年後に昇進した」という風に使います。

物語、物事を伝える時、結末などに「数年後、どうなった」という形でよく使われる言い方でもあります。

小説などでは「数年先」という表現よりも「数年後」の方がわかりやすいでしょう。

例えば「あの事件があってから数年先、当時のことを知る人はみな引っ越していなくなった」という表現は違和感があります。

「あの事件があってから数年後、当時のことを知る人はみな引っ越していなくなった」の方が適切でしょう。

「数年先」と「数年後」の違い!

「数年先」と「数年後」の違い!

「数年先」「数年後」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらもはっきりとした年数を示すわけではなく、大体2~4年ぐらいの年数を言います。

「数年先」とは、今から未来のことを言う時に使う言い方です。

一方の「数年後」とは、それからどうなったか経過を表す時などに使うことが多いでしょう。

物語などでは「数年後」という風にラストの方に使われます。

「数年先」とは使いません。

しかし「数年後どうなっているかわからない」「数年先どうなっているかわからない」というように、どちらも同じ意味合いもあります。

この場合は「数年先」「数年後」、厳密に使い分けることは必要ではなく、どちらでも意味は伝わるのです。

まとめ

まとめ

いかがでしたか。

二つの言葉の意味は同じですが、使い方が違います。

場面や状況に合わせて上手く使い分けていくようにしましょう。