「統計」と「集計」の違いとは?分かりやすく解釈

「統計」と「集計」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「統計」「集計」の違いを分かりやすく説明していきます。

「統計」とは?

「統計」とは?

「統計」とは、何かの目的の為に集めたデータ、またはそのデータによるものという意味になります。

「とりあえず、統計でも取ってみよう」と使った時には、まずはデータを集めてみようと言っており、「統計から、このような傾向があるようだ」とした時には、集めたデータによると、そういったものが見られると使っていると解釈できます。

「統計学」という学問の分野では、集めたデータのばらつき度合いから、規則性やその原因などを追求していくという内容となっており、まずはその為のデータがないことには始まりません。

「集計」とは?

「集計」とは?

「集計」は、目的があってデータを集め、特定の処理まで行うことです。

特に方法は問いませんが、それなりの数が集まった上でないと、この「集計」とは呼ばないことが多いと考えてください。

また、数字だけでなく、「アンケートの集計」のような使い方もされる言葉で、「統計」は、主に数字的なデータを集める、それによる傾向などと使われる表現ですが、こちらの「集計」は、色々なデータと呼べる対象に使うことができます。

「統計」と「集計」の違い

「統計」と「集計」の違い

「統計」「集計」の違いを、分かりやすく解説します。

「統計」は、「統計学」という学問もあるように、数字で表現されたデータを集め、それによって色々な解釈に繋げることが目的となります。

「集計」の方は、何かしらのデータを集めた上での処理という意味になり、対象は数字だけとは限りません。

「集計」で行われる処理は、数字データの場合は平均の算出や、最高値と最低値を見出すような作業になり、文章によるアンケートなどでは、どのような感想が多かったか、希望されるのはどのようなものかといったような内容だと考えてください。

まとめ

まとめ

「統計」「集計」には、このような違いがあります。

「統計」は、学問としても確立されており、数学の中でも実践的な内容の分野だと言われています。