「閉じる」と「閉める」の違いとは?意味を詳しく解釈

「閉じる」と「閉める」の違い言葉・カタカナ語・言語

「閉じる」「閉める」の違いをご存知でしょうか。

ここでは二つの言葉の違いと、それぞれの言葉を使った例文、意味を説明しています。

では一緒に見ていきましょう。

「閉じる」の意味や使い方

「閉じる」の意味や使い方

「閉じる」とは、閉まる、ふさがる、開いているものをふさぐという意味ですが、他にも終わりになること、広がっていたものをたたむ、会や営業などを終わりにすることという意味もあります。

「長年続けていたが、今回で会を閉じることにした」「目を閉じる」などと使います。

「閉める」の意味や使い方

「閉める」の意味や使い方

「閉める」とは、ドア、窓などを「閉じる」という意味と同じになります。

またそれとは別にお店の営業を終わりにすることを「閉める」とも言います。

これはその日の仕事が終わりという意味と、仕事自体を終わらせるという意味と両方使いますので、前後にある言葉でどちらの意味なのかくみ取るようにしましょう。

「強風の日は窓を閉めるように」「今日は昼で店を閉める」などと使います。

「閉じる」と「閉める」の違い

「閉じる」と「閉める」の違い

「閉じる」「閉める」はどちらも同じ意味合いであると言えます。

ドアや窓など開いている状態から開いていない状態にすることに使います。

どちらを使っても同じ意味ですので特に使い分ける必要もないでしょう。

ただ、別の意味合いで使う場合は使い分けがあります。

「閉じる」とは、広がっているものをたたむという意味があります。

開いている傘をたたむことは「傘を閉じる」と言いますが、「傘を閉める」とは言いません。

また会合など、その物事自体が終わりとなることは「閉じる」と使います。

少々ややこしいところがありますが、覚えておきましょう。

「閉じる」を使った例文と意味を解釈

「閉じる」を使った例文と意味を解釈

「閉じる」を使った例文とその意味を見ていきます。

「閉じる」を使った例文1

「先生は、考え事をする時、目を閉じる癖がある」

開いているものをふさがった状態にすることを「閉じる」と言います。

目をつぶることを「目を閉じる」と言い表します。

「閉じる」を使った例文2

「去年から考えていたけれど、この会は今回で一旦閉じることにした」

集会、営業といった物事を終わりにすること、やめることを「閉じる」と言います。

例文は、会を開くという物事を、一旦やめる、終わりにすると言っているのです。

「閉める」を使った例文と意味を解釈

「閉める」を使った例文と意味を解釈

「閉める」を使った例文とその意味を見ていきます。

「閉める」を使った例文1

「外からほこりが入るから、作業中は窓を閉めるようにしてください」

開いているドア、窓を「閉じる」ことを「閉める」と言います。

例文は作業をしている時は窓を開けないでくださいという意味になります。

「閉める」を使った例文2

「台風で客も来ないし、今日はもう店を閉める」

営業などを切り上げることを「閉める」と言います。

その日の営業が終了するという意味とお店自体をやめる意味とどちらの場合も使います。

例文の場合は「本日の営業は終了」という意味の「閉める」となります。

まとめ

まとめ

いかがでしたか。

「閉じる」「閉める」、それぞれの言葉の意味と違いが理解できたのではないでしょうか。

似た言葉ですが違いを正しく理解して使い分けてください。