「ドタキャン」と「ブッチ」はどちらも約束に関係する言葉ですが、それそれ具体的に何を意味するのでしょうか。
この記事では、「ドタキャン」と「ブッチ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ドタキャン」とは?
「ドタキャン」とは、「ギリギリになってから約束を断ること」を意味する言葉です。
「ドタキャン」は「土壇場でキャンセル」の略語です。
土壇場とは物事が決する最後の瞬間を指す言葉で、試合が決まる瞬間や締め切り直前などもう後がないギリギリの時間を表します。
もう後がないギリギリの土壇場になってから約束をキャンセルすることを「ドタキャン」といいます。
もっと早めに行ってくれれば変更や見直しなど対処できたのに見直しが効かない土壇場になってからのキャンセルを非難するニュアンスが込められた言い方です。
「ブッチ」とは?
「ブッチ」とは、「一方的に約束を無視して破ること」を意味する言葉です。
「ぶっちぎる」の略語から生まれたスラングで、待ち合わせをすっぽかしたり連絡もせずバイトを休んだりなど勝手に約束を破る行為を表します。
連絡が来ても無視してぶっちぎる勝手なふるまいに由来します。
「ドタキャン」と「ブッチ」の違い
「ドタキャン」と「ブッチ」の違いを、分かりやすく解説します。
「ドタキャン」と「ブッチ」の違いは「連絡の有無」です。
どちらも勝手に約束を破る行為を表しますが「ドタキャン」はギリギリになってから連絡して約束を断っているのに対し「ブッチ」は連絡すら入れず勝手に約束を破る、という違いがあります。
どちらも褒められた行為ではありませんが間際であっても一応は連絡して筋を通している「ドタキャン」に比べ連絡すらせず勝手に約束を無視する「ブッチ」はより悪質です。
「ドタキャン」の例文
・『当日になってからドタキャンされた』
・『体調不良でドタキャンした出演者の代わりを探す』
「ブッチ」の例文
・『部活をブッチしたので顔をあわせづらい』
・『バイトをブッチし続けたらクビになった』
まとめ
「ドタキャン」と「ブッチ」はどちらも約束を破る迷惑行為ですが連絡するかしないかで悪質さは大きく異なります。
似ているようで意味は大きく違うのできちんと使い分けてください。