この記事では、「入る」と「要る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「入る」とは?
「入る」は、「はいる」か、「或い」は「いる」と読む事が可能な言葉です。
文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、「はいる」や「いれる」といった意味を持っている「入」の漢字に、平仮名の「る」を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ「入る」は、人とか物がある状態の場所等に移るや外から中へと移動を行うという意味を表すのです。
「要る」とは?
「要る」は、「いる」と読むのが正しい読み方となっています。
文字で書かれたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、「いる」とか「大切な所」、「かなめ」といった意味を有する「要」の漢字に、平仮名の「る」を加える事で完成した言葉です。
以上の事から「要る」は、品物や費用、時間といったもの必要であるとか、入り用である事を示します。
「入る」と「要る」の違い
「入る」と「要る」の違いを、分かりやすく解説します。
入ると要るの文字表記を並べた上で比較してみると、最初の漢字が入と要という違いが存在する事に直ぐに気付けるものです。
所が次の平仮名は同じるである上に、どちらもいるという同じ読み方が可能な言葉同士となっています。
共通点のある言葉同士ですが、表現する意味には違いがあるのでそこを踏まえる事で、上手く使い分けを行う事が可能です。
まず入るは、外から中へと移るや、物とか人がある場所に移動するという意味を表します。
一方の要るは、品物や時間、費用等が必要であるという意味を示すのです。
「入る」の例文
・『このペットボトルには水が1リットル入るでしょう』
・『担任教師が教室に入るなり、雑談はぴたりと止みました』
「要る」の例文
・『イベントに参加するには最低でも5000円は要る様です』
・『うちの師匠は昔気質で厳しい人なので、入門するにはかなりの忍耐力が要るでしょう』
まとめ
2つの言葉には共通する文字があるだけでなく、共にいるという同じ読み方が出来る言葉同士となっています。
ただし指し示す意味自体には相違点があるので、それぞれの言葉の意味を把握すれば使い分けで困る事はありません。
ちなみに入るは、外から中に移動するや人とか物がある所に移るという意味を表します。
対する要るは、費用や時間等が必要な事を意味する言葉です。