「温床」と「巣窟」の違いとは?分かりやすく解釈

「温床」と「巣窟」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「温床」「巣窟」の違いを分かりやすく説明していきます。

「温床」とは?

「温床」とは?

「温床」の意味と使い方について紹介します。

意味

「温床」とは「おんしょう」と読み、意味は以下の2つです。

1つ目は「苗を早く育てる為に保温した状態の床土(とこつち)のこと」で、作物の成長を早める為に熱を加えたシステムのことを言います。

2つ目は、上記の意味が転じて「ある結果が生じやすい環境のこと」で、悪い意味で使われます。

使い方

「温床」は名詞であり「悪事の温床になる」など動詞を伴って使います。

何かしらの事情により、悪いことが起こり易い環境であり、犯罪の起こり易い地域や生活習慣などに対して使います。

「温床」は良い意味で使われることはなく、犯罪や不正などを表す言葉です。

「巣窟」とは?

「巣窟」とは?

「巣窟」の意味と使い方について紹介します。

意味

「巣窟」「そうくつ」と読み、「居住する場所」「悪党のすみか・隠れ家」という意味があります。

元々は動物のすみかを表していた言葉ですが、悪党が山の中などに隠れ家を築いていることから、使われる様になりました。

使い方

「巣窟」は名詞で「不良グループの巣窟になっている」など動詞を伴って使います。

「巣」「す」と読み「小鳥や動物の住むところ」「悪い仲間が集まる場所」という意味があります。

「窟」「ほらあな」「岩屋」「人の集まる隠れ家」「集まるところ」という意味です。

本来の居住地とは別に、人が集まったり隠れたりする場所に使われます。

「巣窟」と「温床」の違い!

「巣窟」と「温床」の違い!

「温床」は、「犯罪や悪い習慣が育つ場所」です。

「巣窟」は、「悪い人達が集まったり隠れる場所」です。

まとめ

まとめ

「温床」「巣窟」は、どの様な場所かという点で違いがあります。

小説など文章で使われることが多いので、違いを理解できる様にしておきましょう。