この記事では、「すぐ」と「すぐさま」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「すぐ」とは?
とにかく今から作業を始めて欲しいと伝えるとき使うのが「すぐ」です。
「すぐ組み立てる」といえば、迷っていないでさっさと作業に取り掛かり、物を完成させるために動きます。
また、「すぐ返事する」なら相手からの質問に素早く答えるため行動に移すのです。
他にも「もうすぐ電車が発車する」状況であるときは、さっと乗車する必要性があります。
このように、素早く行動に移す、判断すべき場面で使うのです。
「すぐさま」とは?
迷っていないで、即座に行動するべき状況であるときは「すぐさま」を使います。
バスが今まさに発車するので、「すぐさま乗車する」と行動に移すべきと思う場面で使うのです。
また、「すぐさまに着替えて現場に向う」と火事が起きたときは消防隊員が行動する必要性がある場面で伝えます。
このように、いかに緊急性が高く、緊迫している様子が伺い知れる行動に使うのです。
「すぐ」と「すぐさま」の違い
ここでは「すぐ」と「すぐさま」の違いを、分かりやすく解説します。
今まさに問題が起きて現場は混乱している状況であるので、早く向う必要性がある場面で使うのが「すぐ」です。
「すぐ支度して行け」と司令室から指示がある状況で、事態を早く解決するため行動に移します。
もう一方の「すぐさま」は「すぐ」よりもさらに早く行動に移し、現場へ行くような緊迫した場面で使うのです。
それだけ応急処置が必要な怪我人がいるといえる緊迫感が伝わります。
「すぐ」の例文
・『すぐ電話を受け継ぎ、問題が起きた原因を突き止める』
・『今すぐご飯を食べ終えて、企画を考える必要性が出てきた』
「すぐさま」の例文
・『すぐさま現場に行き、起きている事を把握するよう上司に指示された』
・『すぐさま作業に取り掛かり、今日中に依頼品を完成させる必要がある』
まとめ
早く取り掛かる、仕上げる必要性があるといった場面で使われている「すぐ」を使っています。
ただ、「さま」が付くことでより素早く対応する必要性が出てくるため、この点に注意して状況により使い分けましょう。