この記事では、「鎮痛」と「沈痛」の違いを分かりやすく説明していきます。
「鎮痛」とは?
「鎮痛」の意味と使い方について紹介します。
意味
「鎮痛」は「ちんつう」と読み、意味は「痛みを抑えること」です。
ケガや病気により身体に痛みがある時に、何らかの方法で痛みを和らげることを言います。
使い方
「鎮痛」は名詞で、「鎮痛剤」「鎮痛効果」など、複合名詞として使われることが多くなります。
「鎮」は「重いものでおさえること」「おもし」という意味があり、「鎮痛」で「痛みを押さえて和らげる」という意味で使われています。
「鎮痛」は、人が実際に感じることのできる身体の痛みに対して使われる言葉です。
「沈痛」とは?
「沈痛」の意味と使い方について紹介します。
意味
「沈痛」も「ちんつう」と読み、「悲しみや心配ごとで心が痛む様子」という意味です。
人が悲しい思いをした時や、心配で仕方がない時に、精神的なストレスから胸が詰まった様に痛むことを言います。
使い方
「沈痛」は名詞で、「沈痛な面持ち」「沈痛な声」など名詞を修飾して使われることが多くなります。
「沈」は「しずむ」とも読み、「水中にしずむ」「気持ちがしずむ」などの意味があり、「沈痛」で「気持ちがしずんで痛みを感じる」という意味で使われています。
「沈痛」は、身体的ではなく心が痛む様子に対して使われる言葉です。
「鎮痛」と「沈痛」の違い!
「鎮痛」は「身体の痛みを抑えること」です。
「沈痛」は「心が痛むこと」です。
まとめ
「鎮痛」と「沈痛」は、痛む部分とその痛みの状態に違いがあります。
どの様な痛みがあり、どの様な状態にあるのかで使い分けましょう。