「結果」と「結論」の違いとは?意味を詳しく解釈

「結果」と「結論」の違い言葉・カタカナ語・言語

「結果」「結論」は似たような意味を持っている紛らわしい言葉ですが、「結果」「結論」の違いを正しく理解できているでしょうか?

この記事では、例文とその解釈も示しながら、「結果」「結論」の意味の違いを分かりやすく説明していきます。

「結果」の意味や使い方

「結果」の意味や使い方

「結果」とは、「ある物事・原因などから発生した状態や結末」のことを意味しています。

「結果」には、「ある物事をしたことで生じた優れた成果(良い成績・記録)」という意味合いも持っています。

「結果」の原義は、「植物が実を結ぶこと」になります。

「結果」の表現の使い方は、「火事の結果、その豪邸は消失しました」のような文章で、「ある原因から発生した結末」の意味合いで使う使い方になります。

また「結果を出したからこそ今の地位がある」のように、「優れた成果や業績」を指して、「結果」の表現を使うこともあります。

「結論」の意味や使い方

「結論」の意味や使い方

「結論」とは、「ある問題・テーマについて考えたり議論したりして、最終的な判断・結末をまとめ上げること」を意味しています。

「結論」には、「ある前提やプロセスから論理的に導き出される最終的な判断・結果」という論理学的な意味合いもあります。

「結論」の表現の使い方は、「この難問に対して必ず結論を出してみせます」のように、「ある問題について論理的に考えて(議論して)、最終判断を出す場合」に使うという使い方になります。

「結果」と「結論」の違い

「結果」と「結論」の違い

「結果」「結論」の意味の違いを、分かりやすく説明していきます。

「結果」という表現は、「ある物事・行為が原因となって発生した状態や結末」「優れた成果・業績」のことを意味しています。

それに対して、「結論」という表現は、「ある問題内容について考察したり議論したりして、最終的な判断・結果をまとめること」を意味しているという違いがあります。

「結論」には「優れた成果・業績・記録」という「結果」の意味合いはなく、「結果」には「ある程度論理的に最終判断を導き出す」という「結論」の意味合いはありません。

「結果」を使った例文と意味を解釈

「結果」を使った例文と意味を解釈

「結果」を使った例文を紹介して、その意味を解釈していきます。

「昨日受けた資格試験の結果は、来週の木曜日に公式ウェブサイトで発表される予定になっています」

この「結果」を使った例文は、「結果」という表現を、「昨日受けた資格試験の結末は(資格試験を受けた行為から発生する合否の結末は)」という意味合いで使用しています。

「結論」を使った例文と意味を解釈

「結論」を使った例文と意味を解釈

「結論」を使った例文を紹介して、その意味を解釈していきます。

「私たち家族にとって重要な問題を3時間かけて話し合いましたが、結論を出すことができませんでした」

この「結論」を使った例文は、「結論」という表現を、「重要な問題を3時間かけて話し合いましたが、最終的な判断・決定を出すことができなかった」という意味を持つ文章で使っています。

まとめ

まとめ

「結果」「結論」の違いを分かりやすく解説しましたが、いかがだったでしょうか? 「結果」というのは、「ある物事・行動などから発生した状態」「優れた成果・良い成績」のことを意味しています。

それに対して、「結論」というのは、「あるテーマについて考察したり論じたりして、最終的な判断・結末をまとめること」を意味しています。

「結果」「結論」の意味の違いを詳しく知りたい時は、この記事の内容をチェックしてみてください。