この記事では、「箇所」と「部位」の違いを分かりやすく説明していきます。
「箇所」とは?
何かが存在する場所や、その部分を意味する言葉です。
「箇所」という言葉は、ある特定のポジションやエリアを表現する際に使用されます。
また、「箇所」に数を表す語を付けることによって、その部分の数を示すこともあると言えるでしょう。
「部位」とは?
とある全体の中の一部分であり、その中で機能や性質が異なるものを意味する言葉です。
基本的に、人体や動物の体の一部分、建物や機械の一部などを表現すると言えるでしょう。
「箇所」と「部位」の違い
「箇所」と「部位」の違いを、分かりやすく解説します。
「箇所」と「部位」は、重なる意味をもつ言葉ですが、使い分けに違いがあると言えます。
「箇所」は、とある物事の中の、決まった場所や、その部分を表現する際に使用する言葉です。
数を数えるときにも使用されると考えられます。
その一方で、「部位」は、人体や動物の身体において、その一部分を表現する際に使用する言葉です。
さらに、「部位」は「部分」という言葉で言い換え可能ですが、「部分」は「全体をいくつかに分けたものの一つ」を表す言葉なので、より広範囲に渡ると言えるでしょう。
「箇所」の例文
・『彼は怪我した箇所を、今後再発しないように、丁寧にケアしている』
・『彼女が提出した資料には、間違いが何箇所もあったので、レビューするのも面倒だ』
「部位」の例文
・『牛タンは、牛の舌にあたる部位で、とても美味しいと思う』
・『身体の中で、特定の部位が痛むことがあるので、今後精密検査を受けようと思う』
まとめ
「箇所」は、あるものが存在する場所や部分を表す言葉で、特定の位置や範囲を表現する言葉です。
特定の部分の数を表す助数詞としても使用されます。
その一方で、「部位」は、全体の中の一部分で、とりわけ、機能や性質が異なるものを表現する言葉です。
基本的に、人体や動物の身体の一部分、建物や機械の一部などを指すと言えるでしょう。