「表現力」と「語彙力」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「表現力」と「語彙力」の違いとは?言い換え

この記事では、「表現力」「語彙力」の違いを分かりやすく説明していきます。

「表現力」とは?

「表現力」とは自分の考えていることや思っていることなどを、他の人に伝える能力です。

会話や文章で伝えるための能力を指して使われることが多いものの、イラストや絵によって表現したいものを描く能力も含むので、文章や会話だけのものでもありません。

また使える言葉のバリエーションが少なくても、言いたいことや思考をちゃんと伝えられるなら「表現力」は高いと言えます。

「語彙力」とは?

「語彙力」とは言葉を理解し使いこなす能力です。

より多くの言葉を自然に使いこなせるなら語彙力が高く、知っている言葉が少なかったり単語は多く知っていても会話や文章で使いこなせないなら語彙力は低いということになります。

語彙力が高ければ自分の思考を相手に伝えるための選択肢が増えますが、思考を伝えるのに役に立たない言葉を多く知っているという場合もあるので、必ず相手に意思を伝えられるというわけではありません。

「表現力」と「語彙力」の違い

「表現力」「語彙力」の違いを、分かりやすく解説します。

自分の思考や誰かに伝えたいこと見せたいものを伝える力が「表現力」で、多くの言葉を理解し使いこなす力が「語彙力」です。

「表現力」は文章や言葉だけでなく絵や音楽などにも影響しますが、「語彙力」は文章や会話だけに関係します。

「表現力」の例文

・『作品の良さを伝えたいけど自分の表現力が足りない』
・『このイラストレーターの表現力は圧巻だ』

「語彙力」の例文

・『語彙力が足りず単調な文になっている』
・『豊富な語彙力を持つ男性』

まとめ

豊富な「語彙力」は高い「表現力」に繋がりますが、厳密に言えば両者は全く別の能力です。

知っている言葉が少なくても思考を言語化したり絵や音楽で伝えられるなら「表現力」は高いと言えますし、多くの言葉を理解し使いこなせれば思考の言語化が苦手でも「語彙力」は高いと言えます。