この記事では、「ゆかり」と「しそ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ゆかり」とは?
赤紫蘇【あかじそ】の葉を摘み、色をつけるため梅干と共にじっくり時間かけて葉を積けたのが「ゆかり」です。
しっかり水分を飛ばすためしそを乾燥させた後、ご飯に混ざりやすくするため葉を小さく切り刻みます。
ふりかけの使い方は温かいご飯に振り掛けて軽く混ぜ合わせ、少し蒸らすと旨みが出て美味しく食べる方法です。
「ゆかり」の誕生としては、食べたものにあたった人が赤ジソを口にすると痛みが治ったところからきています。
「しそ」とは?
青紫色の赤しそや、緑色が鮮やかな大葉の青じそが揃うのが「しそ」です。
赤しそは漢字で「紫蘇」と書き、ご飯に混ぜると鮮やかな色が出るためふりかけとしてよく選ばれています。
甘みと酸っぱさがほど良く出るためご飯に混ぜて使うのです。
また、青じそは爽やかで独特な香りが魚の臭みを消し、豆腐をよりさっぱり食べられます。
青じそがより美味しく食べられる時期は5月から10月で、赤じそは6月と7月の1ヶ月間と短いところが違う点です。
「ゆかり」と「しそ」の違い
ここでは「ゆかり」と「しそ」の違いを、分かりやすく解説します。
1970年に広島県にある三島食品が製造したふりかけの「ゆかり」には赤しそが使われています。
「ゆかり」にした理由は、古今和歌集の草花の武蔵野じゅうからきている名です。
現在は生姜や梅、五穀、青葉入りといった商品が出ています。
もう一方の「しそ」はしそ科で、鮮やかな緑色が出る大葉を指し、葉は縮れているものや平たい品種が揃い、豆腐や和え物、風味付けによく使われている葉です。
栄養素としては骨を作るのに役立つビタミンKや、血行を促進させる働きも担います。
この2つの大きな違いは赤紫蘇を使った乾燥ふりかけを「ゆかり」といい、「しそ」は加工されていない葉そのものを指すのが違う点です。
まとめ
ふりかけかその素材となる葉を指すかに違いがあります。
どういった葉を指すかスーパーや資料で確かめてみるのも味や使い方の良い比較方法になるでしょう。