この記事では、「見える」と「観える」の違いを分かりやすく説明していきます。
「見える」とは?
「見(み)える」とは、視界に入ることや、目に映っていることを表しています。
または、見ることができることを意味しています。
他にも、「見受けられる」や「おいでになる」などの意味があります。
そして、「見(まみ)える」は「対面する」という意味があります。
さらに、「会う」の謙譲語で、「お目にかかる」の意味を表しています。
「見(み)える」と意味が似ている言葉には、「眺める」、「映る」、「視界に入る」、「思われる」、「思える」、「似る」、「似寄る」、「あらわれる」などが挙げられます。
「見える」の英語表記は「appear」、「look」、「seem」などになります。
「観える」とは?
「観える」とは、意図的にしっかりと目で捉えている、観賞、観察できているというような意味合いがあります。
さらに、「観える」は英語で「can be seen」、「can be watched」などと表記することができます。
「見える」と「観える」の違い
「見える」と「観える」の違いを、分かりやすく解説します。
「見える」は視界に入ることや、目に映っていること、または見ることができることを意味しています。
一方、「観える」は何となくではなく、意図的にしっかりとみえていたり、観ることができることを表しています。
「見える」と「観える」には、これらのような違いが見られます。
「見える」の例文
・『車窓から山々が見える』
・『向こうから誰かがやってくるのが見える』
「観える」の例文
・『私はこの作品の細部まで観える』
・『じっくりと観察していると、いろいろなものが観える』
まとめ
今回は「見える」と「観える」の意味や違いなどについてご紹介してきました。
「見える」と「観える」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。