この記事では、「年俸」と「年収」の違いを分かりやすく説明していきます。
「年俸」とは?
「年俸」とは、1年間に収入として貰う(雇用側からは、賃金として支払う)金額のことです。
一般的な会社員の場合、「月給」という形で毎月一定の金額となっていることがほとんどで、アルバイトやパートでは、1時間当たりの労働の賃金として「時給」としているものですが、この「年俸」は、1年間分の賃金という解釈になります。
ですが、一度にそれを受け取る訳ではなく、10や12で割った金額が毎月支払われることが多くなっています。
12の場合は「月給」のような支給になり、10やそれより小さい数字で割る場合には、実働期間のみ支給されるケースです。
いい例では、プロ野球選手の「年俸」がこれに該当し、2月から11月の10ヶ月間の球団との契約期間のみ、10で割ったものが毎月支給されます。
「年収」とは?
「年収」も、1年間に収入として貰う(または雇用側が支払う)金額になりますが、こちらは「月給」や「時給」の場合にも使える表現で、それらを1年分合計した金額がこれに当たります。
「年俸」として契約している場合には、それはそのままこれに該当し、「月給」が20万円で、ボーナスが1年間で60万円あった場合には、年収はその合計の300万円になります。
複数の仕事に就いている場合には、それら全ての合計収入で計算します。
尚、「年間所得」とは別物で、そちらはこの「年収」から必要経費や各控除分を差し引いた金額になります。
「年俸」と「年収」の違い
「年俸」と「年収」の違いを、分かりやすく解説します。
「年俸」は、1年間単位での契約(雇用)になる場合の1年単位での収入のことで、「年収」は、年間に収入として実際に貰った金額になります。
よって、対象の1年が終わった後でないと算出することができませんが、およその見込みで計算して記載するような場合もあります。
まとめ
「年俸」と「年収」は、このような関係になります。
「年俸」は「月給」のように決まった金額なので、「年収」とは違って貰う前から正確な金額が分かります。