この記事では、「収支計画書」と「損益計算書」の違いを分かりやすく説明していきます。
「収支計算書」とは?
「収支計算書」は、企業などがビジネスをしていて入ってくる収入と出ていくお金のことです。
出ていくお金は、ビジネスを維持していくうえで生じる損益のことで「収支計算書」は収入の他に出ていくお金も記載する必要があります。
なお、「収支計算書」は、お金がどう流れているかを記載する必要性があるので、要はいくら何に使ったか、何が利益を上げたかを明確に記載する必要があります。
「損益計画書」とは?
「損益計画書」は、企業の売り上げやマイナスとなった資産を記載する書類のことでこの書類を見ることでどこが一番コストがかかっているかなどマイナスの資産になる部分を特定するために用います。
なお、「損益計画書」は、最終的にどの程度得をしているか損をしているかを金額のみで記載するので何の売り上げが得をしている、損をしているという書き方をしていくので、事細かく、何に何円使ったかは記載しないです。
また、「損益計画書」は次の週の収入を予測するために書き上げる書類になります。
「収支計画書」と「損益計画書」の違い
「収支計画書」と「損益計画書」の違いですが、事細かく、収入と損益を記載しているか、最終的に損益をまとめているかという違いです。
「収支計画書」は、事細かく収入と損益を記載したデータ表のような物でこれをまとめると「損益計画書」になり、最終的に企業は損をしているか得をしているかが分かり、後の計画に役立つデータとなります。
「収支計画書」の例文
・『収支計画書の概要項目に記載漏れがあった』
この例は、企業の収入と損益を記載する書類の概要項目に記載漏れがあったという例です。
概要項目には、詳しく損益を記載することで融資を受ける際、銀行がお金を貸したいと思える企業であるかを判断します。
よってこの例は、概要にこのマイナスの資金はなんであるかを記載し忘れたということになります。
「損益計画書」の例文
・『損益計画書によると三年後は大赤字だ』
この例は、「損益計画書」が三年後を予想しており、赤字であるとしています。
つまり、今現在が赤字なので、このままのデータで行けばさらに大赤字になるという例です。
まとめ
「収支計画書」については、未来を予測せず、現在の収益を計算して銀行からお金を借りるために用いるデータ資料です。
逆に「損益計画書」は、経営を立て直す必要性があるかどうかを冷静に見つけるデータ資料になります。
特に、「損益計画書」は、会社の資産がマイナスが続けば否が応でも次の月はマイナスになります。
よって会社の経営を立て直す場合、アドバイザーを雇い入れ無駄を省き収入を増やすことが望ましく、「損益計画書」はアドバイザーがアドバイスをして助かるかどうかを判断する資料でもあるのです。
逆を言えば、アドバイザーがお手上げになれば、「損益計画書」のデータはすでに会社は破産状態であるということになります。
