「くだらない」と「退屈」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「くだらない」と「退屈」の違いとは?言い換え

この記事では、「くだらない」「退屈」の違いを分かりやすく説明していきます。

「くだらない」とは?

くだらないとは、真面目に取り合うだけの価値がないことをいいます。

「くだらない話」といったりします。

くだらないには、ばかげているといったニュアンスが含まれています。

「退屈」とは?

退屈とは、何もすることがなかったり単調で刺激がなかったりして時間を持て余すことやをいいます。

「退屈な暮らし」といった使い方をします。

また、興味をそそられなくてつまらなかったり、飽き飽きして嫌気が差したりすることを指す場合もあります。

「退屈な話」といったりします。

退屈は元々仏教で用いられていた用語で、修行の苦しさに屈して仏道を求める心が退くことを表していました。

「くだらない」と「退屈」の違い

くだらないは取り上げる価値もないことで、退屈は時間を持て余したりつまらなく感じたりすることをいいます。

くだらないは無駄だとか価値がないといったニュアンスが強く、退屈は面白味がなくつまらないといったニュアンスが強いです。

単調な仕事を退屈な仕事ということはありますが、その仕事が必要なものであればくだらない仕事とはいいません。

また、価値がないようなくだらない仕事であっても、刺激的で面白く退屈ではない場合もあります。

「くだらない」の例文

・『彼らはいつもくだらない話ばかりをしている』
・『記者会見ではくだらない質問ではなく鋭く本質をつくような質問をしてほしい』
・『上司は彼の意見をくだらないとばっさり切り捨てたが、私はなかなか良いアイディアだと思う』

「退屈」の例文

・『退屈な話を延々と聞かされてうんざりした』
・『会社と自宅を往復するだけの暮らしはとても退屈だ』
・『退屈な仕事だけど給料が良いので辞める気はない』

まとめ

くだらないは取り上げる価値もないことで、退屈は時間を持て余したりつまらなく感じたりすることです。