「悪影響」と「弊害」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「悪影響」と「弊害」の違いとは?言い換え

よくない影響や好ましくないことを表す言葉には「悪影響」「弊害」があります。

この記事では、「悪影響」「弊害」の違いを分かりやすく説明していきます。

「悪影響」とは?

「悪影響」とは悪い影響や不適切な影響を与えるものを表す言葉です。

「悪影響」は基本的にネガティブな意味の言葉として使われるものであり、青少年への「悪影響」のように使われます。

この言葉に使われている「影響」の英語は“influence”であり、こちらは感染症という意味でも使うことが可能です。

「悪影響」の反対語は「好影響」であり、こちらも色々な場面で使われています。

「弊害」とは?

「弊害」「へいがい」と読む言葉であり、害となるものや悪影響を与えるものを表します。

この言葉に使われている「弊」は害になるや破れる、弱るという意味があり、「紙幣」に使われている「幣」とは違う漢字なので注意しましょう。

「弊害」はこれ以外にも何かに伴って発生する害や悪い出来事を表す時にも使うことが可能です。

「弊害」の類義語には「不都合」「害悪」があります。

「悪影響」と「弊害」の違い

「悪影響」は悪い影響や不適切な影響を表す言葉であり、反対語は「好影響」と表現します。

「弊害」も同じように悪い出来事や害となるものを表す以外にも、何かに伴って発生した悪影響や害を表す時にも使うことが可能です。

「悪影響」の例文

・『その選挙活動はかえって悪影響になるので止めた方がいいと思います』
・『青少年に悪影響を及ぼすという意見がありましたが、全くの的外れなので取り合いませんでした』

「弊害」の例文

・『ゆとり教育の弊害が思わぬところで発生しています』
・『産業革命の弊害として多くの環境問題が生まれました』

まとめ

「悪影響」「弊害」はどちらも悪い影響や害を及ぼすものを表す言葉です。

「弊害」は何かの行動や結果に伴って発生する害や悪影響を表す意味もあります。