「評判」と「風評」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「評判」と「風評」の違いとは?言い換え

この記事では、「評判」「風評」の違いを分かりやすく説明していきます。

「評判」とは?

自分が作り出したものがどれだけ人から評価されているか伝えられるのが「評判」【ひょうばん】です。

例えば、自分が作った食器を買ってもらったとき、その使い心地や見た目についての判定を表します。

使い方としては、「評判の良い作品」といえば、いかに多くの人が見て判定したり、是非を問うのです。

他の使い方としては、「悪い評判が流れた」と良くない評価が世の中に出回ったか伝えられます。

「風評」とは?

まったくでたらめな噂を流されて、名誉を傷つけられることを「風評」【ふうひょう】といいます。

例えば、子供を泣かしたとか、女性を襲ったという根拠がない悪質な噂を勝手に掲示板に書き込まれてしまうのです。

また、過去に不良行為していただの、万引きしたというデマを流されてしまいます。

このように、まったく関係がないのに、あたかも本当にやったと噂を広められて損害を受けることを指すのです。

「評判」と「風評」の違い

ここでは「評判」「風評」の違いを、分かりやすく解説します。

自分が売り出したものを使ってみて、どのような判定したか知ることを「評判」といいます。

もう一方の「風評」はやってもいないことをしたように噂を広めて名誉を傷つけたり、仕事を失わせて損害を与える行為を指すのです。

「評判」は良い評価を下してその人の名前を広めるのに対して、「風評」は悪い評判を伝えて蹴落とすという意味で使われています。

「評判」の例文

・『腕が良い職人として海外で活躍する彼のよい評判を聞いた』
・『人を傷つける発言した女優の評判は、一夜にして落ちた』

「風評」の例文

・『ひどい風評被害に遭った俳優は芸能活動ができなくなる』
・『風評被害を解決する企業に相談して、事前に対策しておく』

まとめ

「評」を使ってはいますが、「判」「風」に違いがあります。

この漢字の意味を学べば、どのような使い分けができるか理解できるようになるでしょう。