この記事では、「名指し」と「指名」の違いを分かりやすく説明していきます。
「名指し」とは?
名前をあげることによって、対象を指定することを意味する言葉です。
「名指し」という言葉は、続く文章がネガティブな場合が多いと考えられます。
しかし、「名指し」の本来の意味としては、必ずしも否定的なニュアンスを含んでいるわけではありません。
「指名」とは?
名前をあげて、何かにさせるということを意味する言葉です。
「指名」という言葉は、名前そのものが問題ではなく、誰かを何かにさせる、あるいは任命するというシチュエーションで使用されると考えられます。
「名指し」と「指名」の違い
「名指し」と「指名」の違いを、分かりやすく解説します。
「名指し」は、名前をあげた上で、指定することを表現する際に使用する言葉です。
その一方で、「指名」は、名前をあげた上で、その人に何かをやらせることを表現する際に使用する言葉です。
このように、「名指し」は名前を指定して他人に対してすることを示し、「指名」は名前を指定して本人に対してすることを示すと言えるでしょう。
「名指し」の例文
・『彼は誰かを批判するときは、陰でグチグチと言うのではなく、必ず名指しで批判するようにしている』
・『彼女は、今回のミーティングで、名指しで非難される対象となったので、終始顔面蒼白だった』
「指名」の例文
・『将来有望な彼は、複数球団から指名を受けたので、喜びの声をあげた』
・『彼女を指名する際には、別料金として1000円必要なので、あらかじめご了承ください』
まとめ
「名指し」と「指名」は、重なる意味をもつ言葉ですが、使用されるシーンやニュアンスの違いがあります。
「名指し」は、名前を指定して何かをすることを表現する言葉です。
基本的には、批判や非難などのネガティブな場合に使用されます。
その一方で、「指名」とは、名前を指定して何かをやらせることを表現する言葉です。
任命や選択などのポジティブな場合に使用されることでしょう。