「拭く」と「掃く」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「拭く」と「掃く」の違いとは?言い換え

この記事では、「拭く」「掃く」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「拭く」とは?

机の上や窓の汚れを取り除く行為を「拭く」【ふく】といいます。

例えば、机の上にこぼしてしまったお茶を拭き取ったり、窓に付着した砂汚れをきれいに雑巾で「拭く」のです。

また、自転車のハンドルに付いた手汗や、車体を洗って付いた水を乾いた雑巾で拭いてきれいにする行為も指します。

使い方としては、「手ぬぐいで背中の汗を拭く」といったように使うのです。

「掃く」とは?

床に落ちた埃やゴミをほうきでかき集めて、きれいにする行為を「掃く」【はく】といいます。

例えば、玄関の床に落ちている砂や埃を掃いて一箇所に集めてゴミ箱に捨てるのです。

「掃く」ためには埃が舞い上がらないよう慎重にゆっくりかき集めるのがコツになります。

使い方としては、「廊下を丁寧に掃く」といえばホウキで隅々まできれいに掃き掃除するのです。

「拭く」と「掃く」の違い

ここでは「拭く」「掃く」の違いを、分かりやすく解説します。

こぼした水分を拭うという意味で使うのが「拭く」です。

水分だけではなく、汚れた窓や棚、車をタオルできれに拭いて気持ちよく使えるようにします。

もう一方の「掃く」は床に落ちたゴミや石、砂といったものをホウキでかき集めて捨てる行為を指すのです。

この2つの大きな違いは、「拭く」が机や棚といった高さがある場所をきれいにするのに対して、「掃く」は床や階段といった歩く場所を掃除する意味で使います。

「拭く」の例文

・『犬が勢いよく食べた後は、食器棚をきれいに拭く』
・『広い範囲を拭くときは、濡れ雑巾を何枚か用意する』

「掃く」の例文

・『床を掃くため、棚や椅子を一か所に寄せてから掃除した』
・『2日に1度、畳の目を丁寧にほうきで掃くと長く使える』

まとめ

とても似てはいますが、どこを何で掃除するかによりまた違った意味で使われています。

その点に注意して、使ってみるといいでしょう。