この記事では、「理由」と「きっかけ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「理由」とは?
どうしてそのようになったのか具体的に事の成り行きの根源に目を向けることを「理由」【りゆう】といいます。
例えば、「自転車で川に落ちたのはなぜか本人に事情を聞くのです。
使い方としては、「なぜ隣人の脚立を盗んでしまったのか、その動機を聞いて反抗に及んだ旨を詳しく聞き取ります。
このように、問題が起きたのはなぜか探るため追求するのです。
「きっかけ」とは?
物事が始まるときの糸口を「きっかけ」といいます。
例えば、彼氏と知り合う手掛かりになったのは、親が幼馴染だと伝えられるのです。
また、動物を飼う始まりとしては、友人の犬が妊娠したことで自分も飼ってみたいと思うようになったのが「きっかけ」となります。
元々は、歌舞伎の世界で舞台演出を手がける仕事する人に対して、魅力的に見せられるよう役者が指示を出す行為からきている言葉でした。
「理由」と「きっかり」の違い
ここでは「理由」と「きっかり」の違いを、分かりやすく解説します。
どうしてそうなったか探るためにも、根源となるところを捉えることを「理由」といいます。
なぜ物事がそうなったかに焦点を当てて口実を引き出すのです。
もう一方の「きっかけ」は見たり読んだりしたことが手掛りになって始めた元を指します。
空手を始めたいと思うようになった動機としては、黒帯を取りたいと思ったからとその気持ちが「きっかけ」となる事情になるのです。
「理由」の例文
・『やる気がわかないとの理由で、息子は部活を辞めた』
・『複雑な料理が作れない理由で、調理師を諦めた』
「きっかけ」の例文
・『塾講師の言葉がきっかけで教師を志すことにした』
・『母子家庭に会ったのがきっかけで、救済に乗り出した』
まとめ
どういったことが元になり問題が起きているか伝えるとき使いますが、意味に目を向ければ使い方が分かってくるようになるでしょう。