「羨ましい」と「恨めしい」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「羨ましい」と「恨めしい」の違いとは?言い換え

この記事では、「羨ましい」「恨めしい」の違いを分かりやすく説明していきます。

「羨ましい」とは?

美しい女性や格好良い男性を見て、自分もなってみたいと強く思う気持ちを「羨ましい」【うらやましい】といいます。

女性であれば何歳になっても若いままの同性を見て、自分もそうなりたいと思うのです。

男性であれば権力があり、美人の妻を連れている勝ち組を見て憧れる気持ちを込めて伝えます。

このように、他人の姿や成功したり、優れていることが憎いと思いつつも憧れるのです。

「恨めしい」とは?

相手の心が自分の思うようにならないときに持つ不満を「恨めしい」【うらめしい】といいます。

本当なら自分を構ってほしいのに、別の女性と会って可愛がるその行動が憎たらしいと思うのです。

使い方としては、「彼女のやり方が恨めしい」と人を陥れる行動を恨む気持ちを表します。

このように、愛する人の裏切りに対して持つ不満を伝える言葉です。

「羨ましい」と「恨めしい」の違い

ここでは「羨ましい」「恨めしい」の違いを、分かりやすく解説します。

自分よりもお金、姿、権力といったものに恵まれている人を見て憎たらしいと思うが、そうなりたいと憧れる気持ちを「羨ましい」といいます。

もう一方の「恨めしい」は、愛する人の酷い仕打ちや憤然たる裏切りに対しての不満を指すのです。

それほど酷いと感じるやり方や考え方を憎む気持ちを伝えられます。

この2つの大きな違いは、憧れを持つのが「羨ましい」で、「恨めしい」は憎しみに包まれた人の気持ちをぶつける点です。

「羨ましい」の例文

・『老けない妹は、40歳になっても20代に見えて羨ましい』
・『金持ちの友人は金で問題を解決できて羨ましい』

「恨めしい」の例文

・『信じていた同僚が陰口を言いふらす裏切りが恨めしい』
・『婚約者がお金目当てで近づいて来たと知り、恨めしい』

まとめ

とても似ているように見えますが、「羨」「恨」には意味が違います。

漢字にはどういった意味が含まれているかに目を通して調べてみるといいでしょう。