この記事では、「選定」と「選考」の違いを分かりやすく説明していきます。
「選定」とは?
目的にかなったものを選び定めることを意味する言葉です。
また、「選定」という言葉は、人にも物にも使用可能な言葉で、特定の目的のために実施されると考えられます。
「選考」とは?
何かを成し遂げる力、性質、品格などをよく調べ、必要な資格を備えている人物を選び出すことを意味する言葉です。
また、「選考」という言葉は、人に対して使用されることが多く、適格者を選ぶためのものだと考えられます。
「選定」と「選考」の違い
「選定」と「選考」の違いを、分かりやすく解説します。
「選定」と「選考」は、どちらも選ぶという意味をもつ言葉ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。
「選定」は、目的や条件に合ったものを選び定めることを表現する際に使用する言葉です。
選ぶ対象は、人でも物でも考えられます。
その一方で、「選考」は、能力や人柄などをよく調べて、適格な人物を選び出すことを表現する際に使用する言葉です。
「選定」とは異なり、人に対してのみ使用されることが特徴だと考えられます。
「選定」の例文
・『彼は審査員から満場一致で選定されることになった』
・『私たちで選定した商品を、彼にプレゼントすることにしました』
「選考」の例文
・『4年に1回のオリンピックに向けて、選手選考が一斉に実施されました』
・『選考基準は事前にお伝えできかねますので、あらかじめご了承ください』
まとめ
「選定」と「選考」は、どちらも「選ぶ」という意味がありますが、使い方やニュアンスに違いがあります。
「選定」は、目的や条件に合ったものを選び定めることを表現する言葉です。
人にも物にも使用されます。
その一方で、「選考」は、能力や人柄などをよく調べて、適格な人を選び出すことを表現する言葉です。
基本的に人について使用する言葉だと言えるでしょう。
