物事が重なっていることを表す言葉には「重複」や「重畳」があります。
この記事では、「重複」と「重畳」の違いを分かりやすく説明していきます。
「重複」とは?
「重複」は物事が2つ以上重なっていることや状態を表す言葉であり、読み方は「じゅうふく」と「ちょうふく」の両方を使うことが可能です。
一般的な読み方は「ちょうふく」であり、余分なものが重なっているという意味でよく使われています。
「重複」の類義語には「繰り返し」や「ダブり」があり、「ダブり」はカジュアルな言葉として色々な場面で使われています。
「重畳」とは?
「重畳」は「ちょうじょう」と読む言葉であり、物事が幾重にも重なっている状態を表します。
「重畳」はこれ以外にも途轍もない満足感や感動、喜びなどを表す時にも使うことが可能です。
この言葉に使われている「畳」は重ねるという意味以外にも住居で使われるたたみという意味があります。
「重畳」は実際にたたみが積み重なっていることに対して使うことも可能です。
「重畳」の類義語には「十重二十重」があり、こちらは物体がいくつも重なっている状態を表します。
「重複」と「重畳」の違い
この2つはどちらも物事が重なっていることを表す言葉です。
「重畳」は物体が幾重にも重なっていることを表す時や、物事にとても感動した時や素晴らしいと感じた時にも使います。
「重複」の例文
・『生徒のテストには重複した回答があったので不正の可能性があります』
・『重複したくじの商品は仕方ないからオークションサイトに出して売りたいと思います』
「重畳」の例文
・『重畳と連なっている層を調べていたら化石が見つかりました』
・『事件が無事に解決してそれは重畳だと部長が言っていました』
まとめ
「重複」や「重畳」は物事が重なっていることや状態を表す言葉です。
「重畳」は物事や出来事、作品に対して大きく感動した時や満足した時、大きな喜びを表す時にも使うことが可能です。