「ギプス」と「スプリント」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「ギプス」と「スプリント」の違いとは?言い換え

この記事では、「ギプス」「スプリント」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ギプス」とは?

骨折した部位を固定するために使用される硬い保護カバーを意味する言葉です。

「ギブス」は、一般的に、グラスファイバー製または石膏製で、水に濡らしてから患部に巻きつけ、数分で硬化し始めます。

完全に硬化するまでには、およそ30分程度の時間が必要です。

また、「ギプス」は、全周性に巻くため、患者さんが自分で取り外すことはできませんが、固定性は非常に強いことで知られます。

「スプリント」とは?

柔軟もしくは半硬質の材料でできており、ギプスを適用する前の一時的な手段として、または特定の損傷の代替治療として使用する器具を意味する言葉です。

「スプリント」は、取り外し可能で、患者が入浴時などに自分で着脱できます。

固定性は「ギプス」に劣るものの、日常生活に支障がないように動かせる部分を作ったり、目的に合わせて細かい調整をしたりする自由度が高い点が特徴的です。

「ギプス」と「スプリント」の違い

「ギプス」「スプリント」の違いを、分かりやすく解説します。

「ギプス」「スプリント」は、どちらも骨折や捻挫などの怪我をした際に使用される固定具を意味する言葉ですが、使用目的や特性に違いがあります。

「ギプス」は、骨折治療で使用される硬い保護カバーです。

治癒過程で骨折や負傷した四肢を固定しサポートするために適用されます。

その一方で、「スプリント」は、「ギプス」と比較すると柔軟性があり、取り外しが可能な固定具です。

「ギプス」を適用する前の一時的な手段として、もしくは特定の損傷の代替治療として使用されます。

まとめ

「ギプス」「スプリント」は、似たような役割をもつ器具ですが、異なる用途や特性をもつアイテムだと言えます。

「ギプス」は強固な固定が必要な場合に用いられ、「スプリント」はある程度の動きを許容しつつ固定する必要がある場合に選ばれることでしょう。