この記事では、調味料の「ソース」と「ドレッシング」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ソース」とは?
「ソース」とは液状やペースト状の調味料全般を指す言葉です。
作り方も用途も様々で醤油のように専用の製造所で作るものもあれば、厨房で料理と一緒に都度作られるものもありますし、料理に添えてディップするものもあれば料理にかけて使うものもあります。
基本的には液状の調味料がソースと呼ばれますが、食材や調味料などをすりつぶし混ぜ合わせて作った緩いペーストもソースと呼ばれるので、液状とは限りません。
「ドレッシング」とは?
「ドレッシング」とはサラダにかけるための調味料です。
野菜の青臭さを抑える酸味を与える酢、旨味を感じさせ野菜の栄養を吸収しやすくなる油、味の基本である塩の三つを基本として作られる、野菜を美味しく食べるための「ソース」と言えます。
ドレッシングは元々服を着るという意味の英語であり、服を着て身支度するようにサラダに調味料をまとわせて食べるための支度をさせるという意味でサラダドレッシングという言葉が生まれました。
そこからさらにサラダが省略されたのが調味料のドレッシングです。
「ソース」と「ドレッシング」の違い
「ソース」と「ドレッシング」の違いを、分かりやすく解説します。
料理につけたりかけたりするための液状やペースト状の調味料が「ソース」で、その中でもサラダに使うためのものが「ドレッシング」です。
「ソース」は野菜だけでなく肉にも魚にも使われますが、「ドレッシング」はサラダドレッシングという元々の名前通りサラダに合うよう作られたものだけを指すので、野菜に使う目的のものだけを指します。
まとめ
食べ物にかけたりつけたりする液状や緩いペースト状の調味料は全部「ソース」で、「ドレッシング」はその中でも野菜のためのものという関係です。
肉料理でも魚料理でもそれらをより美味しく食べるための「ソース」が作り出されてきましたが、野菜のためのものだけ「ソース」という呼び名ではなく「ドレッシング」と呼ばれていると覚えておきましょう。