「ジェル」と「ワックス」はいずれも髪のスタイリングに関係する言葉ですが、意味が異なるため区別して覚える必要があります。
この記事では、「ジェル」と「ワックス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ジェル」とは?
「ジェル」は「ゼリーのような形状のもの」または「液体のような形状で粘りつく性質があるもの」を意味するカタカナ語です。
「ジェル」は、主に上記のような形態の整髪料やシャンプー、石鹸などに対して用いられます。
「ワックス」とは?
「ワックス」は「蝋」という意味があり、特に床や家具、柱、自動車などの艶を出したり、スキー板に塗って滑りを良くしたりする際に使用するものを指します。
また、油分やファイバー成分などを含む整髪料のことを「ワックス」と呼びます。
「ジェル」と「ワックス」の違い
「ジェル」も「ワックス」も「整髪料の一部」という意味合いを持つ点は共通していますが、次のような違いがあります。
「ジェル」は「水と樹脂から作られるゼリー状の整髪料」を意味し、水溶性なのが特徴です。
使用すると毛髪が濡れているような質感になり、時間が経つと固まる性質があります。
一度セットすると崩れにくいため、スポーツや身体をよく動かす人に適するといわれています。
キープ力だけでなく、髪の毛にツヤを与える作用もあります。
一方、「ワックス」は「油分やファイバー成分などが配合されている整髪料」を意味します。
「ワックス」には繊維のように伸びてセット力が強い「ファイバータイプ」、動きのあるスタリングに適した「ソリッドタイプ」、髪に馴染みやすい「クリームタイプ」といった種類があり、髪質や目的によって使い分けられています。
なお、「ワックス」には「蝋」「床や家具、自動車などの艶出し」という意味で使用される場合もあります。
まとめ
「ジェル」は「粘りつく性質がある液体状のもので、主にそのような形態の整髪料やシャンプー、石鹸など」を示し、「ワックス」は「蝋のことで、特に床や家具、自動車などに艶を出すもの」「油分などが含まれた整髪料」を示します。
整髪料として両者を使用する場合は、髪質や目的によって使い分けてください。
