この記事では、「退職」と「離職」の違いを分かりやすく説明していきます。
「退職」とは?
「退職」の意味と使い方について紹介します。
意味
「退職」は「たいしょく」と読み、「現在勤めている会社を辞めること」という意味があります。
現在自分が所属している会社を辞めて、労働契約を終了させることを言います。
使い方
「退職」は、仕事を辞める理由は何でもよく、転職や自己都合、定年や会社都合でも会社を辞めれば「退職」になります。
「退職した」という場合、その会社とは完全に縁が切れて二度と復活できない状態になります。
但し、解雇は退職には含まれませんので、「退職」という言葉に悪い意味はないのです。
「離職」とは?
「離職」の意味と使い方について紹介します。
意味
「離職」は「りしょく」と読み、「仕事を辞めたこと」を表します。
会社を辞めたという事実ではなく、現在職を離れている状態であることを表す言葉です。
使い方
「離職」は、「退職」や「失業」により、雇用関係がなくなり、仕事から離れることを言います。
あらゆる理由により、仕事がなくなり現在はフリーである時に使います。
「離職」は自己都合、会社都合の他に解雇もふくまれます。
ハローワークなどでは、「会社を辞めたこと」よりも「現在仕事がない状態」を重視しますので、「離職」という言葉がよく使われるのです。
「退職」と「離職」の違い!
「退職」は、「勤務していた会社を辞めること」で、「辞めた」という事実を重視する言葉です。
「離職」は、「仕事をしていない状態」で、「無職」という事実を重視する言葉です。
まとめ
「退職」と「離職」は、状態の表し方に違いがあります。
「会社を辞めた」と言いたい時には「退職」、フリーであると言いたい時には「離職」を使いましょう。