「パート」と「契約社員」の違いとは?分かりやすく解釈

「パート」と「契約社員」の違いビジネス・就職・転職

雇用形態としての「パート」「契約社員」の違いについて、詳しく説明していきます。

「パート」とは?

「パート」とは?

「パート」とは、1日のうちの数時間だけ働くという雇用形態に使われている言葉です。

厳密な定義がある訳ではないので、「アルバイト」の中に集約される場合もありますが、一般的には1日に2~4時間程度の労働という場合が多いです。

同じ条件で働いていても、男性の場合はあまりこの「パート」とは呼ばず、「アルバイト」の方を使う傾向にあり、実質的には女性の短時間の就労に対して用いられていると考えていいでしょう。

「契約社員」とは?

「契約社員」とは?

「契約社員」は、契約期間が存在するフルタイムの雇用形態を指して使われています。

「正社員」と呼ばれる場合には、特に契約期間というものは存在しないものですが、この契約社員には半年、1年などというそれがあり、その都度契約を更新するという形になります。

正社員と同様に雇用保険や社会保険にも入れることがほとんどですが、賞与がなく、昇進とも関係ないという場合が多いですが、逆に異動の対象にもならないというメリットがあり、それほど長く勤務する気がなく、異動は困るという人にはこの雇用形態の方が合っているという場合もあります。

「パート」は正式な用語?

「パート」は正式な用語?

「契約社員」は、フルタイムでの勤務が基本なので除きますが、「パート」「アルバイト」「嘱託社員」などのフルタイムではない雇用形態は、正式には労働基準法で「パートタイム労働者」と定義されています。

その為、それを縮めた意味で「パート」という用いる場合もありますが、一般には先のように、1日に正規労働者の半分以下の勤務時間で働く雇用形態(主に女性)のことだと考えておいていいでしょう。

尚、「契約社員」も正式な用語という訳ではなく、労働基準法では「有期契約労働者」となります。

まとめ

まとめ

「パート」「契約社員」は、業務内容が同じだったとしても、勤務時間が異なるという点と、契約社員には契約期間というものがありますが、パートの場合は特にそれが無くても、シフトや雇用期間は雇用している側の都合によって様々だという違いがあります。