「合意書」と「覚書」の違いとは?分かりやすく解釈

「合意書」と「覚書」の違いビジネス・就職・転職

この記事では、「合意書」「覚書」の違いを分かりやすく説明していきます。

「合意書」とは?

「合意書」とは?

「合意書」とは単発的な出来事や、たまたま起きた事柄について、当事者の間でお互いが合意したことを、その証拠や後になって何に合意していたかを確認するために記しておく書類です。

事故を起こしたときの賠償問題や、その場限りの取引をする際、複数の会社による共同プロジェクトのルール制定などに作成されます。

「合意書」の内容は双方が合意している最終的な内容でなければいけません。

まだ交渉が続いていて、合意内容の変更や追加があるのに作成してしまえば内容が不十分になりますし、片側だけが認めて相手が認めていない内容を「合意書」に書くことも許されない行為です。

何らかの問題が起きた時や、お互いに何かをしあう必要が出た時に、それを解決するためにお互い認めた約束事を書き記し、後で確認できるようにしたものが「合意書」になります。

「覚書」とは?

「覚書」とは?

「覚書」とは交渉を進めている間に、その時点で合意している事を、成立時に思い出せるよう書き記しておいた書類を指します。

交渉には長い時間がかかることも多いですが、口でのやり取りだけでは、早い内から決めていた内容を忘れてしまうことも多いものです。

後になって合意していた内容の記入漏れがないように、正式な契約書や「合意書」を作る際に確認できるよう、交渉がある程度進んできた段階で、覚えている間に書き記しておくものが「覚書」になります。

「覚書」に書かれたものは正式に決まったことではないので、「覚書」に書かれていた内容が変わらないとは限りません。

あくまでも現時点でお互いが合意していることを書いておいたものが「覚書」であり、正式な契約書や「合意書」を作成する時の内容確認や、不備がないかの確認に使われます。

「合意書」と「覚書」の違い

「合意書」と「覚書」の違い

「合意書」「覚書」の違いを、分かりやすく解説します。

単発的に起きた出来事に関して、当事者の双方が合意した事項を書き記したものが「合意書」で、交渉を続けている間に、ある程度固まってきた合意内容を書き記したものが「覚書」です。

「合意書」は起きた事柄について最終的にお互いが認めた内容なので、作成されるのは話し合いが終わる直前になります。

それに対して「覚書」は、多少でも話し合いが進み、お互いの合意事項が出てきてからであれば、最終的な内容が決まるまでまだ時間がかかるであろう、早い内から作成することも多いです。

そのため「合意書」は双方が全てに合意し、その内容で決着がついたという内容が書かれるものですが、「覚書」はその時点でお互いが合意している内容を書いたものなので、話し合いが続けば内容が変わることもあります。

まとめ

まとめ

「合意書」「覚書」は似ているようで、「合意書」は最終的に決まった双方合意の内容、「覚書」は話し合いの途中でその時点では双方が合意している内容が違いです。

とは言え「合意書」の前段階が「覚書」という訳ではないので、「合意書」は契約書の同類、「覚書」「合意書」や契約書を作成するために途中で書き留めておくメモのように認識しておきましょう。