この記事では、「中小企業」と「中堅企業」の違いを分かりやすく説明していきます。
「中小企業」とは?
「中小企業(ちゅうしょうきぎょう)」とは、「全国に約420万社以上あるとされる事業・経営の規模が中程度以下の企業」のことです。
「中小企業」は、「大企業を含めた日本の全企業数の約99. 7%・全従業員数の約66%」を占めています。
「中小企業」は、中小企業基本法で定義されています。
例えば、製造業・運送業では資本金3億円以下、従業員300人以下、小売業は資本金5000万円以下、従業員50人以下、サービス業は資本金5000万円以下、従業員100人以下の会社を「中小企業」と呼んでいます。
「中堅企業」とは?
「中堅企業(ちゅうけんきぎょう)」とは、「中小企業から成長を続けている、大企業と小企業の中間的な規模の優良企業」のことを意味しています。
「中堅企業」という言葉は、「その業界である程度高い市場占有率と成長力があり、独自の技術や製品によって需要を生み出している会社」を意味しています。
「中堅企業」は、「堅実なビジネスと技術力・商品力の基盤を持っていて、証券市場(株式市場)から資金調達もできる独立性・革新性のある企業(会社)」のことを示しているのです。
「中小企業」と「中堅企業」の違い!
「中小企業」と「中堅企業」の違いを、分かりやすく解説します。
「中小企業」も「中堅企業」も「大企業とは言えない事業・経営の規模の企業(会社)」を意味しているという点では似ていますが、「中小企業」というのは「規模が中程度以下の企業」のことで「製造業・運送業などでは資本金3億円以下、従業員300人以下の会社」のように具体的な数字で定義されています。
「中堅企業」のほうは、「中小企業」のように「資本金・従業員数の具体的な数字による定義」があるわけではない違いを指摘できます。
「中堅企業」は「独自の技術・製品で市場シェアを持ち、売上の成長を続けている大企業と小企業の中間的な規模の優良企業」を意味していて、「中小企業」のように「資本金・従業員数」だけで定義されるものではありません。
まとめ
「中小企業」と「中堅企業」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「中小企業」とは「中小企業基本法で規定されている事業・経営の規模が中程度以下の企業」を意味していて、「中堅企業」は「中小企業から成長してまだ大企業には至っていないが、業界である程度高い市場シェアを持っている企業」を意味している違いがあります。
「中小企業」と「中堅企業」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。