この記事では、「理容室」と「美容室」の違いを分かりやすく説明していきます。
「理容室」とは?
「理容室」とは、正式には「理容所」と呼ばれ、散髪、及び顔剃りといった理容行為が業務内容になります。
開業には理容師の免許を所持していることが条件になり、各都道府県知事への届出が必要です。
以下に紹介する「美容室」に勤務する美容師とは異なり、髪の毛は切れてもパーマをあてることはできません。
尚、カラーリングはどちらでも行うことができます。
「美容室」とは?
「美容室」も、正式には「美容所」と表現され、こちらに美容師免許が必要になります。
「理容室」と同様に、都道府県知事への届出によって開業することができ、散髪やパーマ、カラーリングなどのスタイリングが主な業務内容になります。
着付けを行うこともあり、業務範囲は先の「理容室」より広いと考えることができますが、顔剃りはこちらでは行うことはできません。
近年では「理容室」の倍の数の「美容室」があるという統計が出ており、「理容室」が約12万店なのに対し、「美容室」は約24万店も存在しています。
この数はコンビニ各社を合わせた約5万5千店の4倍以上に当たり、過当競争の世界だと言われて久しい現状です。
「理容室」と「美容室」の違い
「理容室」と「美容室」の違いを、分かりやすく解説します。
これらは共に髪の毛を切ってもらう為のお店ですが、「理容室」では、パーマは行えませんが、代わりに顔剃りが行えます。
「美容室」の方は、パーマや着付けが行えますが、顔剃りは業務内容に含まれていません。
業務としての主な違いはそれらの点になりますが、「理容室」は、主に男性が利用するお店で、「美容室」は、現在では男女共に利用することができます。
その昔には、「美容室」を男性が散髪だけで利用することはできない時代があったものの、今では男性にも「美容室」が普通に利用されています。
まとめ
「理容室」と「美容室」は、このような違いになります。
必要になる免許自体が違う為、別の職種になるお店同士で、職業としても「理容師」と「美容師」は別だと考えていいでしょう。