「特殊詐欺」と「悪質商法」の違いとは?分かりやすく解釈

「特殊詐欺」と「悪質商法」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「特殊詐欺」「悪質商法」の違いを分かりやすく説明していきます。

「特殊詐欺」とは?

「特殊詐欺」とは?

「特殊詐欺」とは、被害者の家へ電話をかけて、対面することなく、家族だと信じ込ませ、指定した口座へお金を振り込ませるといった犯罪の総称です。

必ずしも電話とは限らず、ハガキなどを送ってくる場合もあります。

また「特殊詐欺」は、インターネットオークション詐欺、ワンクリック詐欺といったものは含みません。

「特殊詐欺」のお金を騙しとる手口として、いくつかの型があります。

被害者宅へ出向き直接お金を受け取るもの、電子マネー、振込、送付といったものがあります。

「特殊詐欺」は、高齢者などが被害者となることが多く、卑劣な犯罪と言えるでしょう。

「悪質商法」とは?

「悪質商法」とは?

「悪質商法」とは、「悪徳商法」「問題商法」とも呼ばれています。

販売する側が、不当な利益を得る、社会的に問題がある商売方法の総称となっています。

「悪質商法」の種類は複数あるのですが、実態のない投資話を持ち掛けて、出資金を出させ、そのお金を騙し取るもの、指定した場所に消費者を出向かせて、しつこく勧誘をする、契約するまで帰さないといったアポイントメント商法、監禁商法と呼ばれるもの、無料で点検しますと言って、事実と反する情報を伝えシロアリ駆除、家の補強工事などを契約させる点検商法などが、よくある「悪徳商法」です。

他にもネズミ講、ネットワークビジネス、デート商法など、とにかく「悪徳商法」は種類が多いですので、消費者は気をつけなければなりません。

「特殊詐欺」と「悪質商法」の違い!

「特殊詐欺」と「悪質商法」の違い!

「特殊詐欺」「悪質商法」の違いを、分かりやすく解説します。

この二つの言葉は意味が違いますので、混同しないように気をつけてください。

「特殊詐欺」とは被害者に電話、ハガキなどで連絡をとり、対面することなくお金を騙し取ることを言います。

有名なところで「オレオレ詐欺」がそれに当たります。

これは間違いなく犯罪行為です。

一方の「悪質商法」ですが、こちらは販売側が消費者を騙し不当な利益を得るといった商売方法の総称です。

犯罪となるものもあるのですが、例えば消費者が騙されていることに気がつかずある程度満足しているといった場合は「悪質商法」と認識しないままとなる可能性があります。

そのようなことが「悪質」と言われるわけです。

次から次に新手の「悪質商法」が出てきますので、消費者は安易に契約せず、注意する必要があるのです。

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「特殊詐欺」「悪質商法」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

「特殊詐欺は犯罪」「悪質商法は犯罪になることもある、悪質な商売方法」という意味をしっかり覚えておいてください。