この記事では、「納品書」と「請求書」の違いを分かりやすく説明していきます。
「納品書」とは?
商品やサービスを提供する際に、そのことを細かく記載して、提供を受けた側に渡す書類のことです。
この書類には、金額、物品の個数、物品の総量などが記載されます。
商品やサービスの内容について、細かく記載したものです。
商品やサービスがきちんと提供されたことを示し、その内容を詳しく伝えるために用いられます。
たとえば、衣料品店が衣服を仕入れたとします。
そのときに仕入れ先から、仕入れた衣服について詳しく書いた紙が渡されることがあります。
そこには、商品名とその個数、金額などが記載されています。
商品名フレアスカート、個数10個、金額50000円といったようなものです。
また、この書類を発行した日付、納品した企業名なども記載されています。
「納品書」の使い方
商品やサービスなどを提供する際に、それを細かく書いて、提供される側に渡す書類を指して使用する言葉です。
商品名、サービス名、金額などが記載されているものをいいます。
「請求書」とは?
物品や商品の代金などを渡すように求める書類のことです。
この書類には、支払いなどが求められている金額が記載されています。
そこに記載されている金額は支払わなければなりません。
ガス料金のことで説明をします。
一般家庭の場合、ガス料金は1か月分ほどをまとめて支払っています。
コンビニで商品を購入するときには、商品を持ってレジに行き、その場で商品代金を支払います。
その都度支払いをしているのです。
しかし、ガス料金の場合は使うたびにガス会社に行って支払うわけにはいきません。
そのため、1か月分ほどをまとめてクレジットカードや銀行窓口などで支払うのです。
銀行窓口やコンビニなどで支払う場合、「支払ってください」という紙が送られてきます。
そこには、支払うべき金額や支払期限などが記載されています。
この紙を意味する言葉です。
「請求書」の使い方
物品や金銭を支払うなどするように求める書類を指して使用する言葉です。
ここに記載されている金額は支払わなければなりません。
「納品書」と「請求書」の違い
「納品書」は商品などを納めたことを示すものです。
商品名、個数、金額などが記載されています。
金額が書かれていても、それを支払いなさいと求めるものではありません。
「請求書」は支払いなどを求めるためのものです。
記載されている金額を支払うなどする必要があります。
「納品書」の例文
・『納品書を受け取る』
・『納品書の内容を確認する』
・『納品書を渡す』
・『納品書を出してもらう』
「請求書」の例文
・『請求書を作成する』
・『請求書の内容に目を通す』
・『請求書が届いた』
・『請求書を電子化する』
まとめ
書類という点が似ていますが、一方は商品などを納めたことを詳しく書いたもの、もう一方は支払いなどを求めるもので、2つのものは異なります。