「入荷」と「仕入れ」の違いとは?分かりやすく解釈

「入荷」と「仕入れ」の違いビジネス・就職・転職

この記事では、「入荷」「仕入れ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「入荷」とは?

「入荷」とは?

商品を売る店や卸売りをするところに品物が入ることです。

商品についての言葉で、それ以外のもののことではありません。

商品は売るためのもので、衣服、食品、家電、雑貨、書籍など、さまざまなものがあります。

コートのことで説明をします。

ある店ではコートを販売していたのですが、非常に人気があって売り切れてしまいました。

売り切れた後にも、その商品を欲しいという人がやってきます。

しかし、売るものがないので販売することができません。

しばらくしたら、コートが店に入ってきました。

「入荷」をしたのです。

こうして、またお客に売ることができるようになりました。

品物が入ってくるのは、そのものが完全になくなってからという場合だけでなく、店にはまだ在庫がある状態で入ってくることもあります。

「入荷」の使い方

商品を売る店や卸売りをするところに商品が入ることを指して使用します。

「入れる」ではなく「入る」です。

「仕入れ」とは?

「仕入れ」とは?

商品や原料に対して代金を支払って自分のものとすることです。

商品や原料についての言葉で、それ以外のもののことではありません。

店や工場などが行う行為です。

通販で品物を購入して、その代金を支払って自分のものにすることではありません。

寿司屋のことで説明をします。

寿司屋では、マグロ、イカ、ウニなどの寿司を提供しています。

これらの寿司を作るためには、その材料となるマグロやイカなど原料が必要です。

それらは店のものが買い入れています。

この買い入れることが「仕入れ」です。

この言葉は、どこから買い入れるのかは意味に含んでいません。

今度は衣服のことで説明をします。

店で衣服を売るためには、どこかからそれを持ってきて店に置く必要があります。

どこかから持ってくるときには、衣服に対して代金を支払います。

代金を支払うことで自分のものになります。

店で売るための品物に対して代金を支払い、それが店のもとなることが「仕入れ」です。

「仕入れ」の使い方

商品や原料について使用します。

代金を支払って、それを売るためのものとする場合をいいます。

「入荷」と「仕入れ」の違い

「入荷」と「仕入れ」の違い

「入荷」は商品が入ることです。

店にやってきたといった意味合いです。

「仕入れ」は商品や原料に対して代金を支払い、それを売るためのものとして入れることを意味します。

支払いをして、という意味が含まれています。

また、商品だけでなく原料についてもいいます。

「入荷」の例文

「入荷」の例文

・『入荷待ち』
・『入荷したとお知らせがきた』
・『入荷は11月ころです』
・『入荷の予定は未定です』

「仕入れ」の例文

「仕入れ」の例文

・『仕入れ先を変更する』
・『仕入れ先とやりとりをする』
・『よいものを仕入れできた』
・『有機野菜を仕入れる』

まとめ

まとめ

商品に関する言葉ですが意味が異なり、一方は店や市場に入ること、もう一方は買い入れることです。