この記事では、「うな重」と「うな丼」の違いを分かりやすく説明していきます。
「うな重」とは?
うなぎを開いて両面をじっくり焼き、特製の甘い醤油ダレを全体的に付けて、白飯の上にのせた料理を「うな重」【うなじゅう】といいます。
容器が個性的で、重箱という日本では古くから使われている器に盛るのです。
重箱の形は長方形が多く、長さがある蒲焼の形を崩さず盛り付けるのに適しています。
「うな重」には蒲焼の大きさや数により価格が色々あり、1番高いのが特上で、比較的安く食べられるのが並です。
店によっては松竹梅といった言い方で区別しているところもあります。
「うな丼」とは?
日本人に何十年も愛されている鰻を使った料理を「うな丼」【うなどん】といいます。
気軽に食べられるよう丼にさっと盛り付けては食べられている料理でもあり、白飯の上に鰻を蒲焼をのせた郷土料理です。
温かさを保ったり、ご飯が乾燥しないようにするためにも蓋をします。
元々漢字では「鰻丼」と書いて【うなぎどんぶり】と書き、1番蒲焼の量やご飯が多い特上であり、その下が上、並と続くのです。
また、価格が安く提供できる理由には、尾の方や形に拘らずに提供しているところにあります。
「うな重」と「うな丼」の違い
ここでは「うな重」と「うな丼」の違いを、分かりやすく解説します。
長方形の内側が衆色の鮮やかな重箱に入っている「うな重」は高級感がある料理です。
きれいに形と長さを保ったまま盛り付けられるよう横に長い重箱は蓋すると蒲焼の香りを閉じ込めます。
また、重箱に盛る理由には箱の上と下から温めるためて、客の家に熱々の状態で持って行くため「うな重」が誕生しました。
ただ、大きめの重箱に蒲焼を入れると隙間ができてしまうので枚数を増やしたり、「うな丼」よりも1. 5倍ほど大きくしてご飯の上にのせます。
一方の「うな丼」は1枚を2,3つに切ったものを盛り付けて、漬物や汁をお盆にのせて比較的安価で出す料理です。
まとめ
鰻を使って調理した日本料理を取り上げました。
ただ、容器や量、大きさなどに違いがありますので、どう異なるか店や画像で比較してみるといいでしょう。