「不動産所得」や「雑所得」は所得に分類されるものであり、しっかりと計算する必要があります。
この記事では、「不動産所得」と「雑所得」の違いを分かりやすく説明していきます。
「不動産所得」とは?
「不動産所得」とは不動産の貸付による所得を表す言葉であり、売買は含まないのが特徴です。
「不動産所得」の具体的な例には賃貸料や家賃収入があり、こちらは総合課税として他の所得と合算して確定申告することが必要です。
この言葉と似ているものには「不動産取得税」がありますが、こちらは不動産を取得した時にかかる税金となっています。
「雑所得」とは?
「雑所得」とは特定の所得区分に当てはまらない所得を表す言葉であり、こちらも課税対象になるので確定申告する必要があります。
「雑所得」の具体的な例としては公的年金や原稿料、講演料があり、さらに最近ではネットショップの収入やアフィリエイトの収入なども含むのが特徴です。
後者は副業として最近人気になっているものですが、種類によっては事業所得になるものも存在します。
「不動産所得」と「雑所得」の違い
「不動産所得」は不動産の貸付による所得を表す言葉であり、賃貸料や家賃収入などが当てはまります。
「雑所得」とは特定の所得区分に当てはまらないその他の所得を表す言葉であり、公的年金や原稿料、講演料、ネットの売上なども含まれます。
「不動産所得」の例文
・『彼は不動産所得が多いらしく自分にはまるで想像できません』
・『昨年の不動産所得が少なかったのでマンションを売るかどうか悩んでいます』
「雑所得」の例文
・『雑所得の項目は漏れが多いので気を付けて記入しています』
・『アフィリエイトの収入は雑所得になるので慌てて修正しました』
まとめ
「不動産所得」は賃貸料や家賃収入などを表す言葉であり、不動産の売買は含まないのが特徴です。
「雑所得」は特定の所得区分に当てはまらないものを表す言葉であり、色々なものが当てはまります。