この記事では、「吹奏楽」と「ブラスバンド」の違いを分かりやすく説明していきます。
「吹奏楽」とは?
吹奏楽とは、木管楽器や金管楽器など管楽器を主体とする合奏演奏のことをいいます。
打楽器や一部の弦楽器などが加わることもあります。
吹奏楽に用いられる木管楽器には、フルートやピッコロ、オーボエ、クラリネット、サックス、ファゴット等が挙げられます。
吹奏楽に用いられる金管楽器には、トランペットやホルン、トロンボーン、ユーフォニアム、チューバ等があります。
中学校や高校などの部活動において、吹奏楽部がある学校も多いです。
「ブラスバンド」とは?
ブラスバンドとは、金管楽器を主体として編成される楽団のことをいいます。
英語の”brass band”を日本語読みした言葉で、”brass”には金管楽器の素材である真鍮という意味があります。
金管楽器を主体に打楽器を加えた編成となっており、木管楽器や弦楽器は含まれません。
ただし、日本では吹奏楽を演奏する楽団のことをブラスバンドと呼ぶこともあります。
その場合には木管楽器や一部の弦楽器も含まれます。
「吹奏楽」と「ブラスバンド」の違い
吹奏楽は管楽器を主体とする合奏演奏のことで、木管楽器や一部の弦楽器も含まれています。
ブラスバンドは金管楽器を主体とする楽団で、木管楽器や弦楽器は含まれていません。
しかし、日本では吹奏楽を演奏する楽団をブラスバンドと呼ぶこともあります。
これはドイツ語の”blasmusik”を吹奏楽と訳したためで、”blas”には息を吹くという意味があります。
“blas”も真鍮を表す”brass”も「ブラス」と発音するので、混同する人が多く吹奏楽=ブラスバンドという呼び名が定着してしまったのです。
まとめ
吹奏楽は。
木管楽器や金管楽器を主体として打楽器や一部の弦楽器を加えて演奏する合奏演奏です。
それに対してブラスバンドは、金管楽器を主体として編成される楽団になります。
ただし、日本では吹奏楽を演奏する楽団をブラスバンドと呼ぶこともあります。