「形態」と「形式」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「形態」と「形式」の違いとは?言い換え

この記事では、「形態」「形式」の違いを分かりやすく説明していきます。

「形態」とは?

「形態」「けいたい」と読みます。

「形態」は、「生物や機構などの組織体を、外から見た形や有様のこと」という意味があります。

例えば、動物や有名人、芸能人などの有様を見て、自分なりにまねる演芸のことを、「形態模写(けいたいもしゃ)」と言います。

「形式」とは?

「形式」「けいしき」と読みます。

「形式」は、「物事が存在するときに、表に現れている形のこと」という意味があります。

また、「形式」には「物事を行うときの一定のやり方のこと」という意味があります。

「形式を踏む」などという文章にできます。

さらに「形式」には「形だけで実質の伴わないこと」という意味があります。

「形式にとらわれる」などという文章にできます。

「形態」と「形式」の違い

「形態」「形式」の違いを、分かりやすく解説します。

「形態」は、「生物や機構などの組織体を、外から見た形や有様のこと」という意味があります。

一方で「形式」には「物事を行うときの一定のやり方のこと」という意味があります。

このように「形態」は、何かの「見た目」を意味する言葉であるのに対して、「形式」「ルール」を意味する言葉という違いがあります。

そのため、「形態をまねる」という場合は、何かの見た目、存在の仕方などをまねるという意味がある一方で、「形式をまねる」という場合は、組織などのルールをまねするという意味があるという違いがあります。

「形態」の例文

・ 『新たな政治形態を目指していく』
・ 『形態模写が得意な人』

「形式」の例文

・ 『形式通りに、物事を進めていく』
・ 『形式にのっとり、式典をする』

まとめ

「形態」「形式」の違いについて見てきました。

2つの言葉は似た印象がありますが、明確な意味の違いがありました。

2つの言葉の意味の違いを知り、混同せずに使い分けてみてはいかがでしょうか。