統計や仮説を調べる時に使う方法には「検定」や「推定」があります。
この記事では、「検定」と「推定」の違いを分かりやすく説明していきます。
「検定」とは?
「検定」とは特定の基準に照らして検査することや合格や等級などを決めることを表す言葉です。
「検定」はこれ以外にも統計において仮説の成否を確率的に推断することを表す時にも使います。
「検定」は英語で“certificate”と書き、こちらは証明書や認定証という意味もあります。
「検定」は特定のスキルや資格を取得する際に行われるテストを表す時にも使うことが可能です。
「推定」とは?
「推定」とはある事実や根拠をもとにして推し量ることや決めることを表す言葉です。
「推定」は未知の事実や情報に対してこれを推し量る行為を表す言葉であり、色々な場面で使われています。
「推定無罪」とは刑事裁判で有罪が判決されるまでは無罪として扱う原則であり、どんな時でも守るべきものとなっています。
「推定」の類義語には「推量」や「推測」が有名です。
「検定」と「推定」の違い
「検定」は特定の基準に照らして検査することや合否、等級を決めることを表します。
「推定」は事実や根拠に基づいて推し量ることや決定することを表す言葉です。
「検定」はスキルや資格のテストを表す時にも使われています。
「検定」の例文
・『インターネットの歴史検定というサイトを見つけましたが、割と難しかったです』
・『この商品を検定したところ少しだけ危険な部分が見つかったので報告しました』
「推定」の例文
・『推定無罪の原則はいかなる時も守られるべきであり、情に流されてはいけません』
・『推定年齢は40歳だと思いましたがその人物はかなり若くて驚きました』
まとめ
「検定」は特定の基準に照らして判断することを表す言葉であり、これ以外にもテストや試験を表す時にも使われています。
「推定」は事実や根拠に基づいて推し量ることを表す言葉です。