「白ぶどう」と「マスカット」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「白ぶどう」と「マスカット」の違いとは?言い換え

この記事では、「白ぶどう」「マスカット」の違いを分かりやすく説明していきます。

「白ぶどう」とは?

「白(しろ)ぶどう」とは、ぶどうの種類を果皮の色で分類した時の呼び方の一つです。

ぶどうが熟した時に果皮の色が赤、紫、黒系になる種類を「黒ぶどう」と呼びます。

一方、それ以外で果皮の色が緑系になるものは「黒ぶどう」よりも色が淡いことから「白ぶどう」と呼ばれています。

白といっても雪や塩のような白色になることはなく、果皮の色は明るい黄緑色です。

そのため、ぶどうを色で分類して説明する際は「緑系ぶどう」と呼ばれることもあります。

「黒ぶどう」には巨峰、デラウェア、ナガノパープルなどがあり、「白ぶどう」ではマスカット、ハニービーナス、ロザリオビアンコなどがおなじみです。

なお、果肉の色は「黒ぶどう」「白ぶどう」も同じ淡い色をしていますが、「黒ぶどう」はアントシアニンなどの色素が含まれるため、ジュースやワインは赤紫色になります。

一方、「白ぶどう」は果皮の色も淡いので、「白ぶどう」をしぼって作ったワインは色の淡い「白ワイン」になります。

「マスカット」とは?

「マスカット」は、黄緑色の果皮と華やかな香りを持つぶどうの品種です。

英語では“Muscat”と表記します。

華やかで濃厚な芳香が特徴で、その香りはMusk(香水の原料になるじゃ香)に例えられます。

果皮は明るい黄緑色になることから「白ぶどう」に分類され、マスカット・オブ・アレキサンドリアを原種にさまざまな品種が開発されています。

日本ではマスカット・オブ・アレキサンドリアが知られるほか、大粒のシャインマスカット、アレキサンドリアより粒が小さめのネオマスカット、果皮に赤みを帯びた甲斐路などに人気があります。

「マスカット」は香りと甘みが強く、ぶどうの中でも高価なことから高級フルーツの代表格にもなっています。

「白ぶどう」と「マスカット」の違い

「白ぶどう」「マスカット」の違いを分かりやすく解説します。

「白ぶどう」はぶどうの果皮の色が淡い品種の総称です。

果皮の色が赤、紫、黒系のぶどうを「黒ぶどう」と呼ぶことに対し、果皮の色が黄緑色になるものが「白ぶどう」と呼ばれます。

「マスカット」はその「白ぶどう」の一種で、黄緑色の果皮と特有の芳香、強い甘みを持つのが特徴です。

「白ぶどう」には数多くの品種があり、見た目はどれも「マスカット」とよく似ていますが、マスカット特有の芳香を持たないものは「マスカット」以外の品種になります。

まとめ

ぶどうには「黒ぶどう」「白ぶどう」があり、「白ぶどう」の一種に「マスカット」が含まれます。

お店で黄緑色のぶどうを見ると「マスカット」と判断してしまいがちですが、それは「マスカット」以外のぶどうかもしれないとうことです。