この記事では、「粉瘤」と「ニキビ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「粉瘤」とは?
「粉瘤」は「ふんりゅう」と読みます。
「粉瘤」は、「皮膚にできる腫れもののこと」という意味があります。
豆粒大から鶏卵大まで、中に悪臭のある、かゆ状のものが溜まります。
「アテローム」という名前で呼ばれることもあります。
また、「粉瘤」が動脈の血栓や硬化を引き起こし、脳梗塞になる時、「アテローム血栓性梗塞」という病名になります。
食生活の欧米化などによって、コレステロールが増えると、「粉瘤」ができやすくなるため注意が必要です。
「ニキビ」とは?
「ニキビ」は「面皰」と漢字表記します。
「ニキビ」は、「思春期の男女の顔、胸、背中の毛包に生じる小さな丘疹や膿疱のこと」という意味があります。
皮脂の分泌が増えて毛穴に詰まり、炎症を起こしたものを「ニキビ」と呼びます。
毛穴が詰まり、分泌された皮脂が毛穴の奥にたまって膨らんだものが「白ニキビ」で、溜まった皮脂が毛穴を押し広げて空気に触れて、酸化して黒くなったものは「黒ニキビ」と呼びます。
「粉瘤」と「ニキビ」の違い
「粉瘤」と「ニキビ」の違いを、分かりやすく解説します。
「粉瘤」は、「皮膚にできる腫れもののこと」という意味があります。
一方で、「ニキビ」は、「思春期の男女の顔、胸、背中の毛包に生じる小さな丘疹や膿疱のこと」という意味があります。
「粉瘤」は「良性の腫瘍」を意味し、「ニキビ」は「毛穴が詰まって起こる現象」を意味するため、「粉瘤」は「腫瘍」を意味するのに対して、「ニキビ」は「毛穴詰まり」を意味するという大きな違いがあります。
まとめ
「粉瘤」と「ニキビ」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、似た印象がありますが、まるで違う意味があることが分かりました。
2つの言葉の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるのではないでしょうか。