この記事では、「除菌」と「漂白」の違いを分かりやすく説明していきます。
「除菌」とは?
「除菌」は「じょきん」と読みます。
「除菌」は、「細菌を取り除くこと」という意味があります。
ちなみに「細菌」は、地球上のいたるところに存在する単細胞の微生物のことですが、この場合は、病原体になるものを指します。
病気の原因となる細菌を取り除くことを、「除菌」と呼びます。
例えば、風呂場を掃除して、病気の原因となるような細菌を取り除こうとするとき、「風呂場を除菌する」という文章にできます。
「漂白」とは?
「漂白」は「ひょうはく」と読みます。
「漂白」は、「色のついた繊維や食品などを、天日に晒したり、溶剤を用いたりすることで、白くすること」という意味があります。
黒く汚れてしまった服や、カビが生えて黒くなってしまった壁などを、溶剤等を用いて白くすることを目的とした動きをする時、「漂白する」と表現できます。
また、白くする目的の溶剤を「漂白剤」と呼びます。
「除菌」と「漂白」の違い
「除菌」と「漂白」の違いを、分かりやすく解説します。
「除菌」は、「細菌を取り除くこと」という意味があります。
一方で「漂白」は、「色のついた繊維や食品などを、天日に晒したり、溶剤を用いたりすることで、白くすること」という意味があります。
このように、「除菌」と「漂白」は、清潔さを目指してする行動という共通点があります。
しかし、「除菌」は「菌を取り除くこと」が目的なのに対して、「漂白」は「白くすること」を目的とするという大きな違いがあります。
「除菌」の例文
・ 『石鹸で手を洗い、除菌をして食事をする』
・ 『この洗剤には、除菌効果が期待できる』
「漂白」の例文
・ 『漂白材を使い、Tシャツを真っ白にする』
・ 『タイルを漂白し、ピカピカに戻す』
まとめ
「除菌」と「漂白」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の違いを知り、混同せずに使い分けてみてはいかがでしょうか。