この記事では、「いばら姫」と「オーロラ姫」の違いを分かりやすく説明していきます。
「いばら姫」とは?
いばら姫とは、グリム童話集にある昔話の1つです。
王に娘が生まれ祝宴を開いたところ、招かれなかった仙女が現れ王女は15歳で死ぬと予言しました。
他の仙女がその呪いを100年の眠りに変えます。
王女は100年の眠りにつき、城はいばらで覆われます。
100年の後に王子が現れ、眠っている王女にキスをすると王女が目覚めるという物語です。
グリム童話集は、ドイツの言語学者だったグリム兄弟が各地の昔話を収集してまとめたメルヘン集になります。
グリム兄弟が物語を創作したわけではありません。
「オーロラ姫」とは?
オーロラ姫とは、ヨーロッパの古い童話「眠れる森の美女」に登場する王女の名前です。
フランスのシャルル・ペローが出版した童話集やグリム童話集で取り上げられており、グリム童話集ではいばら姫という名前で知られています。
オーロラと名付けられた姫が100年の眠りにつき、王子のキスによって呪いが解けて眠りから覚めるという物語になります。
「眠れる森の美女」はバレエの代表的な演目の1つですし、ディズニーアニメも製作されています。
「いばら姫」と「オーロラ姫」の違い
ヨーロッパに伝わる昔話の「眠れる森の美女」に登場する王女の名前がオーロラ姫です。
グリム童話集でも似た話が取り上げられており、その中の1つがいばら姫になります。
元々が民話なので、地域によって物語の内容は微妙に異なっています。
日本でよく知られている話はグリム童話のいばら姫ですが、近年はアニメ化されたりバレエやミュージカルの演目になっている「眠れる森の美女」というタイトルの方がよく知られています。
まとめ
ヨーロッパの古い童話である「眠れる森の美女」に登場する王女の名前がオーロラ姫です。
似た話がグリム童話集でも取り上げられていて、それがいばら姫になります。