この記事では、「禁止」と「自粛」の違いを分かりやすく説明していきます。
「禁止」とは?
「禁止」は「きんし」と読みます。
「禁止」は、「ある行為を行わないように命令すること」です。
例えば、通行しないように命令するとき、「通行禁止」となります。
さらに、外出しないように誰かに命令されるような場合は「外出禁止」となります。
「自粛」とは?
「自粛」は「じしゅく」と読みます。
「自粛」は、「自分から進んで、行いや態度を慎むこと」です。
例えば、誰かに言われたり命令されたからではなく、自分自身で決めて、何かをするのを辞めるような場合、「自粛」という言葉を使います。
例えば、コロナウイルスが蔓延した時、政府に言われたからではなく、自分自身の判断で外出を慎む場合、「外出を自粛する」と表現することができます。
「禁止」と「自粛」の違い
「禁止」と「自粛」の違いを、分かりやすく解説します。
「禁止」は、「ある行為を行わないように命令すること」です。
一方で「自粛」は、「自分から進んで、行いや態度を慎むこと」です。
このように、「禁止」も「自粛も」も「行わないこと」に関する言葉という共通点があります。
しかし「禁止」は「命令」なのに対して、「自粛」は「自ら慎む」という大きな違いがあります。
命令だから従うのが「禁止」で、自分の意志で行わないのが「自粛」となります。
「禁止」の例文
・ 『接近禁止命令を出されたため、元妻に近づけない』
・ 『歩行禁止なのに、歩いて穴に落ちる』
「自粛」の例文
・ 『不倫をして、芸能活動を自粛する』
・ 『自粛が明けて、会社に出勤する』
まとめ
「禁止」と「自粛」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるのではないでしょうか。