この記事では、「キャラメリゼ」と「キャラメル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「キャラメリゼ」とは?
キャラメリゼとは、砂糖や水あめなどの糖類に熱を加えて焦がし褐色にする調理法のことをいいます。
フランス語の“carameliser”をそのまま日本語読みした言葉になります。
キャラメリゼは糖が引き起こす酸化反応によるもので、焼き色を付けたり香ばしさを出したりすることができます。
キャラメリゼを行う代表的な食べ物には、クレームブリュレがあります。
カスタードの上に砂糖をふりかけ、バーナーで炙って焦げ目をつけたりします。
「キャラメル」とは?
キャラメルとはキャンディの一種で、砂糖や乳製品などを煮詰めて作ります。
硬めのハードキャンディと柔らかい食感のソフトキャンディがあります。
キャラメルが褐色になるのは、糖と乳製品に含まれるアミノ酸が反応するためです。
生クリームを大めに配合した生キャラメルもあります。
キャラメルは英語の“caramel”を日本語読みした言葉で、フランス語の発音だとカラメルになります。
まろやかな甘味とミルクの風味が感じられます。
また、キャラメルは製菓の材料を指す場合もあり、ソースやクリーム等に用いられます。
「キャラメリゼ」と「キャラメル」の違い
キャラメリゼは砂糖や水あめなどを焦がす調理法のことで、キャラメルは砂糖や乳製品を煮詰めてつくるキャンディを指します。
キャラメリゼを施した砂糖や水あめは褐色をしていて、カラメルと呼ばれています。
カラメルはキャラメルのフランス風の呼び方ですが、この場合にはキャラメルとはいいません。
日本でキャラメルというと、キャラメリゼをしたカラメルではなくキャンディを指すことが多いです。
まとめ
キャラメリゼは砂糖や水あめを加熱して焦がし褐色にする調理法をいいます。
それに対してキャラメルは、砂糖や乳製品などを煮詰めてつくるキャンディを表しています。