「振る」と「降る」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「振る」と「降る」の違いとは?二語の違い

この記事では、「振る」「降る」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「振る」とは?

物を持って左右、上下に手を動かすことを「振る」【ふる】といいます。

例えば、容器に塩、砂糖、酢、油を入れて上下に振ればドレッシングができますし、マラカスを前後に動かすとテンポの良い音が鳴るのです。

ときに手を早く動かせばより中の調味料が混ざり合い、音も激しく鳴ります。

このように、動詞として使われている「振る」は体使って物を動かしたり、音を鳴らす行動を指すのです。

「降る」とは?

空から雨が落ちてくることを「降る」【ふる】といいます。

かなり高い位置から地面に向かって水滴が移る状況を指すように、雪やみぞれといった水分を含むものがいくつも落ちて川に流れ込むわけです。

使い方としては、「火山灰が大量に降る町」とかなり多くの灰が広範囲に落ちて、以前の風景と変ってしまいます。

「振る」と「降る」の違い

ここでは「振る」「降る」の違いを、分かりやすく解説します。

手や物を上下、左右にゆっくり動かしたり、激しく動く動作を「振る」といいます。

「手を振る」行動は相手に「さようなら」と伝えたり、ここにいると人に知ってもらえるのです。

もう一方の「降る」は雪や雨、火山灰といったものが激しく落ちてくる様子を表します。

また、「しとしと降る」といって雨が静かに降ってくる光景を伝えられるのです。

この2つの大きな違いは、「振る」は上下左右に体の一部や物を動かし、「降る」は空から地面に向かって雨や雪が落ちていく様を伝えられます。

「振る」の例文

・『問題解決が見出せない工場長は工員に振る』
・『拉致された兄は、敵に悟られないように首を振る』

「降る」の例文

・『桜島では大量の火山灰が畑に降る様子が見られる』
・『雨が降ると人々から笑顔が消えて、活気を失う』

まとめ

「ふる」と読む言葉を2つご紹介しました。

ただ、意味に違いがありますので、どういった状況を指すか画像や実際に目で見て比較してみるといいでしょう。